第32話
さ ん じ ゅ う い ち
11月中旬 。
いくら東京だとはいえ、もう寒い 。
… そして、今日はいよいよ代表決定戦の日 。
墨田区に向かうバスの中、私はゲームをしている研磨の隣でそう呟いた 。
… 研磨と睡眠時間変わらないはずなのに 。
なんで研磨は眠たくないの … ?
私はそう答え、研磨の肩にもたれかかる 。
私の意識は数秒もしないうちになくなった 。
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─ 墨田区総合体育館 ─
私がそういうと、海先輩は少し困ったように笑った 。
… 海先輩って優しいよね 。
試合の様子を見に行っていた芝山が戻って来た 。
クロの言葉に、みんなの表情が和らいだのが分かった 。
… 流石キャプテン 。
突然、背後でそんな声が聞こえた 。
試合会場 にいるってことは … BEST 4 に残ってる高校 、
っていうか今 … “ 決定力に欠ける ” とかなんとか言ってなかった ?
煽ってくるような発言に腹が立つ 。
腹が立ったのは私だけじゃなかったみたい 。
山本先輩は煽ってきた相手に向かって威嚇の姿勢を見せた 。
お互いにしょうもない事で罵り合っている 。
… 呆れた 。
言い合いをしている2人の間に、第三者の声 。
… トイレから戻ってきた灰羽だ 。 (
少し書き方変えてみた 。
気分転換ってやつですね ✌🏻
𝙉𝙚𝙭𝙩 ♡ × 80 ⤴︎