「裕太!!!!!」
「お前もここだったんだなぁ!会いたかったよう!!」
「春樹か」
向井春樹 小学生からの腐れ縁だ
「てゆーか、同じとこなの知ってただろ」
「あ、ばれた??」
「さっき桜木桃華って人にあったんだけど...誰か知ってる??」
「お前、本当にあったのか.....?」
「誰か知ってるの??」
「覚えてねーの...?」
「え??」
「んーーー。うーーーん。」
「なに?」
「いや.......あっ!そんなことより!時間!早く行こうぜ!」
「えっ、あぁわかった」
??いまはぐらかされた.....?
春樹は桜木桃華が誰かしってるのか...?
「えー、本日は天気も良く______」
今日は入学式だけだからすぐ帰れる
「裕太帰ろうぜ!」
「うん」
「......ところでさ、桜木とあったのってどこ?」
「来る途中にあった大きな桜の木のとこ」
「桜の木....?」
「うん、あんなとこにあるなんて知らなかった」
「帰り寄ってみる?」
「うん、よってみよ!」
深刻そうな顔してたけど気のせい...?
「あれっ....ここにあったはずなのに...?」
そこにはあったはずな大きな桜の木はなくなっていた。
「やっぱり.....裕太。」
「えっ、なにどうゆうこと?」
「本当に覚えてないか?」
「なんの話....?」
「桜木桃華は....去年ここで....」
「去年....?」
「ここで事故にあって死んだ」
「は?嘘だろ?朝ここであってんだよ?」
「嘘じゃない、そしてお前の彼女だろ」
「彼女....?」
「あぁ、あの時お前はひどく混乱してたから」
「あまり覚えていないかもしれない」
「いみが、わかんねぇよ....」
「冗談ならやめろって、そんなん笑えねぇから....」
「..........」
「嘘じゃないのか.....?」
「あぁ」
桜木桃華は死んだ俺の彼女?意味がわかんねぇ。そんなん信じれるかよ....
でも、春樹が嘘をついてるようにもみえねぇ...
本当に俺が覚えてないだけ....?
覚えてないというより無かったことにしてるのか....?
「裕太、裕太!!!」
「あっ...ごめっ...」
「あれっ、なんで涙が...?」
「.....ごめん裕太、今日は帰ろう」
「.......うん」
どーゆうことだよ...
全然わかんねぇ....
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!