第33話

壁外調査③ 🚨血の描写あり
2,853
2021/05/24 08:50
ハンジ
ハンジ
リヴァイ…!大丈夫?!
リヴァイ
リヴァイ
く、そ…、、血が、
エルヴィン
エルヴィン
早く止血を!
リヴァイ
リヴァイ
(ふらっ…
エルヴィン
エルヴィン
リヴァイ…!


私は倒れかけたリヴァイを支え、

そのまま荷馬車の上に上げた。


リヴァイ
リヴァイ
すまねぇ…、、
ハンジ
ハンジ
今包帯巻いてるからね、
しっかりしてね、リヴァイ
リヴァイ
リヴァイ
こんな、とこで…、死なねぇよ、、
リヴァイ
リヴァイ
俺には、…





待ってる、やつが、、いるからな…
エルヴィン
エルヴィン
…リヴァイ
リヴァイ
リヴァイ
早く…、この腕でっ、、
リヴァイ
リヴァイ
、、抱きしめてぇ…、っ、
エルヴィン
エルヴィン
すぐ抱きしめられる
エルヴィン
エルヴィン
だからしっかりするんだ!



リヴァイの腕からの出血はかなり多かった。



正直、もう少し来るのが遅かったら
手遅れになっていたかもしれない。



ハンジ
ハンジ
巻き終わった!!!
早く帰ろう!ダッシュだ!!!
エルヴィン
エルヴィン
行くぞ!!



そうして私たちはこの病院に無事に
着くことが出来た。


























エルヴィン
エルヴィン
本当によかった
手術の際に血液も病院内ので足りたし、
もう何も心配いらない。
あなた
あなた
…っ、
ハンジ
ハンジ
あなた泣かないで…泣
エレン
エレン
…言ってるハンジさん泣いてますけど
エルヴィン
エルヴィン
リヴァイが助かったのは
エレンやハンジのおかげだ。
あなた
あなた
そうですね…、
2人とも、、ありがとうございました…
ハンジ
ハンジ
お礼なんていいんだよ
エレン
エレン
あぁ、俺たちは当然のことをしただけだ
ハンジ
ハンジ
リヴァイ、良かったね。
ハンジ
ハンジ
目を開けたら…すぐあなたに会える。
エルヴィン
エルヴィン
私は報告書を書かなければならないから
そろそろ戻る。
ハンジ
ハンジ
あ、私も戻る!
エレンはどうする?
エレン
エレン
俺も、アルミンとミカサに
会いたいんで帰ります。
ハンジ
ハンジ
そっか!じゃあ行こう!

_あなたside_

あなた
あなた
本当にありがとうございました…!
あなた
あなた
そして3人も…
生きて帰ってこれて、、よかった…!
ハンジ
ハンジ
ほんっと良い子だねぇあなたは!
エルヴィン
エルヴィン
敵わないな、笑
エレン
エレン
兵長が起きる前に帰りましょう。笑
ハンジ
ハンジ
そうだね!笑
ハンジ
ハンジ
じゃあリヴァイをよろしくね!
あなた
あなた
…はい!



3人は部屋を出て行った。







あなた
あなた
リヴァイ…


私はリヴァイの頭を撫でた。






リヴァイ
リヴァイ
ん、…
あなた
あなた
…!
リヴァイ
リヴァイ
………んぁ、


リヴァイは薄ら目を開けた。



あなた
あなた
リヴァイ…!!
リヴァイ
リヴァイ
…あなた、?
リヴァイ
リヴァイ
あなた!!!!!



リヴァイは起き上がって私を抱きしめた。



あなた
あなた
り、リヴァイ…!傷痛むよっ!!
安静にしなきゃ、!
リヴァイ
リヴァイ
あなたっ…!!


リヴァイのハグはいつもより優しかった。



力が入らないんだろう。


あなた
あなた
リヴァイ…生きててくれて、、
ありがとう…っ
リヴァイ
リヴァイ
当たり前だっ…俺がお前を置いて
死ぬわけがねぇだろうが…
あなた
あなた
リヴァイぃぃ…うっ、うう、泣
リヴァイ
リヴァイ
お、おい…
リヴァイ
リヴァイ
俺まで…泣きそうになるじゃねぇか、っ


リヴァイ…生きててくれてよかった。

私はもう、リヴァイがいなかったら

この世界で生きていけないと思う。



リヴァイ
リヴァイ
俺の帰りを
リヴァイ
リヴァイ
待っててくれてありがとうな
リヴァイ
リヴァイ
心配させて
リヴァイ
リヴァイ
すまねぇ、
あなた
あなた
謝ることないよ…
あなた
あなた
あの調査兵団の人をかばったんでしょ…
リヴァイ
リヴァイ
、!誰かから聞いたのか…?
あなた
あなた
うん…その人に謝られたの、
その人、土下座までしようとして。
リヴァイ
リヴァイ
そうだったか…
あなた
あなた
私、誇りに思ったよ
リヴァイ
リヴァイ
…?
あなた
あなた
リヴァイが仲間をかばって、
かばった仲間に傷つけられて、
でもパニックになった仲間を
一生懸命元に戻そうとして、
戻った後もエレンに任せて
すぐに壁内に戻らせた…
あなた
あなた
痛かったはずなのに…


私はリヴァイの手を握った。

あなた
あなた
そうやって、
自分の体が傷ついてても
相手のことを考えれるなんて…
あなた
あなた
私は、そんなリヴァイが好き
リヴァイ
リヴァイ
…っ、
泣かせんじゃねぇっ、
あなた
あなた
泣いていいよ
私の前でまで我慢しないで
リヴァイ
リヴァイ
っ…


リヴァイは声を押し殺しながら泣いた。

あなた
あなた
帰ったら、美味しいもの
いっぱい作るからね。
あなた
あなた
早く元気になって…
リヴァイ
リヴァイ
あぁ、っ…




何も変わらない日常がどれだけ素敵なのか

思い知らされた出来事だった。

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