第34話

リヴァイって①

2,811

2021/05/28 11:06

ハンジ

あなたってさ

ハンジ

リヴァイの冷たさに
嫌になったりしないの？

あなた

うーん、なんか慣れちゃいましたね笑

ハンジ

えええ笑
そんなの良くないよぉ

あなた

ハンジさんが思うほど
ずっと冷たいわけでもないですよ！

ハンジ

まぁあなたの前だしねぇ
リヴァイも甘えちゃうんだね^ ^

あなた

もっとデレデレのリヴァイも
見てみたいですけどねぇ😅

ハンジ

そうだよねぇ！

ハンジ

あ！

ハンジ

いい考えがある🤫

あなた

おお、なんですかなんですか

ハンジ

（コソコソ…）











_リヴァイside_

リヴァイ

（会議長引きすぎだろクソが…）

リヴァイ

（エルヴィンの野郎…
　いつまで喋るつもりだ？あ？）

リヴァイ

（俺は早く帰って
　あなたに会いたいってのに…ﾁｯ）

エルヴィン

…他に連絡がある者はいるか？

エルヴィン

…いないか

エルヴィン

これにて解散とする。
各自、明日までに資料に目を通して
サインした後私まで持ってくるように。

リヴァイ

（よし来た）

エルヴィン

以上。



俺はエルヴィンの「以上。｣を
聞いたか聞いてないかぐらいの速さで部屋を出た。

リヴァイ

（早く会いたい）





俺はいつもより早足で家に帰った。













ガチャ…🚪

リヴァイ

ただいま（あなた…！）




しん…

リヴァイ

（まさかまた…？）




俺はリビングのドアを開けた。




あなたはソファに座っていた。

リヴァイ

いたのか

リヴァイ

ただいま




俺はあなたの頭を撫でた。

あなた

うん（//

リヴァイ

（うん…？）

リヴァイ

どうした、気分悪いか

あなた

別に…

リヴァイ

（べ、別にだと…？？）

リヴァイ

（なんだこいつ、何かおかしいぞ…）



俺はあなたの頭から手を離した。




_あなたside_



よしよし…リヴァイ動揺してるな。


いつもなら私が「お疲れ様っ！💖｣みたいな感じで
ハグしてお迎えするけど今日は違う。







数時間前ハンジさんに言われた。

ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー

ハンジ

あなたが冷たい態度取ったら
リヴァイがどんな態度取るか
試してみようよ！！

ハンジ

なんかあったら私が責任取るから！



ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー　ー


って。



だからごめんねリヴァイ…！！！

私リヴァイの気を引きたいの…！！！

リヴァイ

あなた、先風呂入るか？

あなた

…いい

リヴァイ

…そうか



ううううう本当は一緒に入ろう…？って
言いたいのにいいいいい！！

想像以上に過酷だ…！！なんてことだ！！！




_リヴァイside_

リヴァイ

（やっぱり何か変だな）

リヴァイ

（ハンジの野郎…あなたに何か
　吹き込んだなアイツ…）←バレてる

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第35話リヴァイって②

mako✴︎

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。