家と呼ぶべきか
戻ると連れられた内部の部屋
そこに居たのは
中学生くらいだろうか
雰囲気は正反対だが
顔はそっくりな女の子2人
金髪が菜々子ちゃんで黒髪が美々子ちゃん
すごい、双子かな
顔はソックリだけど中身は正反対
私が自己紹介すると
菜々子ちゃんが可愛い顔に似合わない勢いで
矢継ぎ早に質問してくる
実は同じ敷地内に目の前の男から
2ヶ月半監禁されてましたなんて言えない
一緒に住みたい?
きっと私以外の3人には
3人だけのコミュニティがあったはず。
恐怖で支配されていた過去のある私とは違う
信頼関係で成り立った家族のような関係性
そこに私が入り込んでもいいのだろうか。
本当の"家族"じゃないのに
温かいそこに加われて
認められて受け入れられて
どうしようもないくらいに
心が痛くなった。
いっぱい愛してあげるから
愛した分だけ これから愛して欲しい
甘い夢を見せてね。
𝐍𝐞𝐱𝐭
____________
最初の方の夏油のセリフに えぐ甘いのありますね。
♡ × 120 (1人1いいね押して欲しいです😭)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!