あなたside
you(じみ、もうおこってないみたい。)
安心だ。君を怒らすと狂ったようになるから。怖い。そう感じる。
でも嫌いなわけじゃない。怖いと感じることはあるけど嫌いじゃない。なんだか安心できる感じ?すき。
jm『なんでご飯なんか作ろうと思ったの?』
って、いつもの優しい笑顔で聞いてくる。
you「じみ、いつもつくってくれるでしょ?」
you「おかえし。」
ははっ、て呆れたように笑う君。
you(わたし、なにかおもしろいこといったかな、)
jm『そんなことしなくていい』
jm『危ないから。』
君はいつもそういうね。何かある度に“危ないから”って。私もう高校2年生だよ?
さすがにおかしい。
初めはそう思っていた。
でも今は特になんとも思わない。感覚が麻痺してるのかな。
you「わかった。ごめんなさい」
素直にそう答える。
jm『ん、いいこいいこ』
そう言って頭を撫でてくる。
jm『全部あなたのためだからね』
って。何をするのも”危ない“って言うのは全部私のためらしい。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。