第4話

episode3
2,924
2020/07/23 16:24
jmside






いつもはあるはずの温もりを今日は感じない。おかしい。そのまま目を開け、横に目をやる。







あなたがいない。









どこ、?










俺も驚くくらいの焦りと苛立ち。
収まる様子もない。
なんなら少しずつ視界がぼやけてくる。





jm(泣いてんの、?おれ)










キッチンから物音がする。






何かあったのかもしれない。






そんな気持ちよりも先に体が勝手にキッチンの方に動く。








あなたが料理をしている。






you「おはよう」





俺の気持ちとは裏腹に少しぎこちない笑顔でそういうあなた。






jm『何してんだよっ』






jm『起きたら隣にいないとか無しだろっ、』







込み上げてきた感情が言葉になってすらすら出てくる。






息が整う気配はなく、少し言いすぎたかなとかおもったり。なんか笑えてくるな、






you「っ……」






jm(なんで何も言わないんだよ)







俺が怖いから?笑
悪いのは全部あなただからね?









脳ではそう思ってる。
でも、震えるあなたを見てると優しい言葉書けないとダメかなって、






jm『心配するだろっ!』







それと同時にあなたを抱きしめる。
俺の腕の中にいてくれないといてもたってもいられない。そういう衝動?






you「ごめんなさい……」






やっと口を開くあなた。






遅いだろ、






安心して次は俺が何も言えなくなる。






だから、さっきより強く抱きしめてみた。
ずっと外に出てないせいか、部屋の壁よりも白いあなた。にしても細すぎる。ちょっと触れただけで全てが崩れそう。






you「じみ、いたいよ」








jm『しってる、わざと』








だってこうでもしないと俺が安心できないから。






jm『お前が消えたかと思った』





声が震える。
俺ってほんとに過保護、





you「きえないよ、いかないよ。、どこにも」






そう言いながら俺の頭をなでてくる。



あー、ほんとに調子狂わされる。







きえない、?






そんなの当たり前だろ。消えさせないし、行かせない。そのためにここに置いてるんだ、







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