第4話

快楽のための拷問
663
2020/08/12 01:11
志麻side
ジュウ…(熱した鉄を押し当てる)
月崎 志麻
月崎 志麻
んあっ!!!!あ”っつ…!!!!
ジュウ…
月崎 志麻
月崎 志麻
あ”あ”あ”!!!!
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
いい声出すじゃん。
もっと行く?
ジュウ…ジュウ…ジュウ…
月崎 志麻
月崎 志麻
あ”…あ”あ”…!!!!
俺を縛り付けてる椅子がギシギシと音をたてる。
月崎 志麻
月崎 志麻
やめ…やめてくだ…!
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
ん〜?
熱した鉄が俺の顔の前で揺れる。
月崎 志麻
月崎 志麻
(も…これ以上…死んじゃう…)
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
顔…あてたらどうなるかな。
あーでもこの顔無くすの惜しいか〜。
やっぱり足?
月崎 志麻
月崎 志麻
や…やだ…助けて…
頼む…殺さないで…お願い…!!!!
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
殺さないよ。
殺したら、奏夢に怒られるし。
月崎 志麻
月崎 志麻
もうやめてください…
もう無理です…
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
えー。
あのさぁ。えっと名前なんだっけ。
月崎 志麻
月崎 志麻
月崎…志麻…
純羽が少しかがんで、俺に目線を合わせる。
俺の顔の汚れを拭った後、俺の顔をじっと見つめた。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
あのさぁ志麻くん。
あんまり、謝ったりしない方がいいよ?
自分の身が危ういからって誰も彼もに謝ってたら、見下されちゃうよ。
月崎 志麻
月崎 志麻
(偉そうに…)
俺が顔を背けると、顎を掴んでぐっ、と顔を上に向ける。

月崎 志麻
月崎 志麻
…ッ
純羽の顔がすぐ近くに来る。
純羽が顔を傾けながら俺の顔に近づく。
月崎 志麻
月崎 志麻
んっ
唇が重なった。

こいつ…男色趣味か…
にゅるりと舌が俺の口に入ってきて、俺の舌と絡み合う。
純羽の舌が動く度、クチュクチュという音がなる。
そのまま数秒後…いや、数十秒だったかもしれない。
しばらく純羽の舌と交わっていた。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
…ハァ
月崎 志麻
月崎 志麻
…ッ…ッ…ッ
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
もう今日はいいかな。
俺のを縛り付けてた縄が解け、体が自由になる。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
帰っていいよ。
月崎 志麻
月崎 志麻
立ち上がろうとすると、暴行のせいで足に力が入らなかった。
月崎 志麻
月崎 志麻
あ…
床に手をつく。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
…何してんの。
純羽が俺の腕を掴んでたたせる。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
俺がこんなにしといてなんだけど、大丈夫?
月崎 志麻
月崎 志麻
…コクン
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
戻れる?1人で。
月崎 志麻
月崎 志麻
…フルフル
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
そう。
ヒョイっと俺を抱えて床に連れていく。
月崎 志麻
月崎 志麻
何を…
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
帰れないならここで寝るしかないだろ。
月崎 志麻
月崎 志麻
…うん。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
その前に…手当てしとくか。
純羽が包帯を持ってきて、火傷のあとに巻き始めた。
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
すまぬな。
やってから気づくから、なんとも言えない。
月崎 志麻
月崎 志麻
…殺してきた者たちにも、そんな言葉を投げかけるのですか?
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
いや、君がはじめてだ。
月崎 志麻
月崎 志麻
俺に情があるのなら、なぜこんなことを?
麳 純羽(こむぎあやは)
麳 純羽(こむぎあやは)
別に。俺の快楽のためにやってる事だから。
君に情はないな。今のところ。
月崎 志麻
月崎 志麻
そうですか。
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ん〜なんの回?(←おい作者。

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