ちっ!つれないなぁ
私達はここ数日である程度の食料を安定して取れるようになり、
もちろん石器だとかそういう便利な道具も作った。
今度は家かぁ…
千空の体力はミジンコだから私がなんとかして家造りの材料集めないといけないんだけど…
良いもんね!たくさん木材取ってきてぎゃふんと言わせちゃうんだから!
しばらくすると…見覚えのある木が…
これって私が育ててたぶどうかなぁ。
じゃぁここが私の家だったのか…
私はそっとぶどうの実をもいだ。
これは私のぶどう。千空に内緒で食べちゃうもん!
酸っぱ!!
でも美味しい!いける!
私は千空の口にぶどうを無理やりねじ込んだ
え…ショックなんだけど…
私はぶどうを頬張って言った。
ぐっ…レモン美味しいのに…
まだ千空の顔の赤みが残っていることは自分の心に留めておくことにした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。