第4話
隣の席はあいつでした
*あなたside*
ゆあと一緒に教室に入る
『ゆあ席どこ?』
ゆ「んー…………………………」
すると表情がみるみる強ばっていくゆあ。
『えっなになに?………………wwwww教卓の前wwwwwwお疲れ様ですwwwww』
ゆ「まじやだああああなた交代してよおおおおおおお」
『やだよw後ろの窓側とかいう特等席なんて絶対渡さないwwww』
ギャーギャーいうゆあを置いて自分の席へ向かう。
隣どんな人なんだろ。なんか、青柳って書いてけど下の名前が読めなかったや。
……ってお?
……寝てる。隣の人。青柳さん?
…どうしよ、起こすか起こすまいか。
喋ってみたいけど起こすのは可哀想だしなあ…。
起きるの待つか。
…荷物おこ。
『よっこいしょーと。登校初日から授業とかマジだるすぎ。はーあー。最期の1年くらい青春出来るかなあーーーーーあーーーーー』
?「ねえさっきからうるさいんだけど。」
隣の青柳さん?が体を起こしながら喋る。
うわ、起きてたんだ。
『え、あ、ごめん。寝てたんだね忘れ…………ってえ?』
?「あ」
うわあ………朝ぶつかってキレてきた人だ………。
なんでよりにもよってこいつが隣……。
?「朝ぶつかってきた人でしょ。君。」
『あはは……そうですね……。すいません……。』
?「いやいいよ別に。僕、青柳 瓏。ころんとか呼ばれてる。てきとーに呼んで。」
『へえ…ろんって読むんだ。あ、紅葉あなただよ。あなたとか、好きなように呼んで』
こ「あなたか。よろしく」
『よ、よろしく……』
そう言って窓の方へ顔を向けた。
正直言ってね、あいつと関わりたくない。
なんでかって?
朝あんな態度取られたら関わる気失せるでしょーがああ()
しかもあれでしょ。こいつモテるやつだ。
さっきからクラスの女子がワーワーうるさい。
もし私がこいつと仲良くしてたら
モブ「ねえあなたさん?放課後校舎裏に来てくれない?」
とか言われていじめられるやつだよね知ってるよ()
『はぁ……めんどくさ……(小声)』
あ、やば。声に出ちゃった。
……聞こえてないよね?さすがに……。
うんうん。大丈夫だきっと………。(フラグ)
…どうなるんだろ、私の1年。