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第52話

優越感
*ころんside*










『はーい、どうぞ』









僕はクラスのチラシを渡した。








相手は男子で私服…………。

他の学校の人かな。


うーんでもどこか大人っぽいし……………。





誰かのお兄さんだったりするのかな。








てかこの人イケメンだな。




















『今日はお一人で?』






「そうなんですよ笑 二年に妹がいるので来たんです。」






『あーなるほど。……………えっ僕のクラスのチラシで良かったんですか?』






「全然大丈夫ですよ。……………それより………………あのメイド服着た子、彼女さん?」






『え!?い、いや、そんなんじゃないですよ…………』


















とても仲良さそうに見えたので…………なんて笑ってくるイケメンさん。










まわりからはそう言う風に見えるのかな。








チラッとあなたの方を見る。










無邪気に笑って客引きをしていた。

























誰もが惚れるであろう可愛い表情。













そんなあなたとカップルって思われたなんて…………。












自分の顔が赤くなっていくのが分かる。





その様子を眺めていたイケメンさんは僕の気持ちを察してか









「頑張ってね、恋するイケメンくん」











とだけ囁いて歩いていってしまった。















絶対さっきのセリフ語尾に☆付いてた。




イケメンなのはどっちだよ………………。













その場で頭を抱える僕。






僕が女子だったら惚れてたねあれは。













……………まあ、今の僕はあなたしか眼中に無いけど。





















あー、もう!!!!!!





心ん中で何考えてんだ僕!!!!!!!!!


















り「ねえ見てあのころちゃん」




さ「表情コロコロ変わり過ぎだろ」




ジ「ころんだけに?」




さ「おもんな。」




ジ「うっせーな」




な「………あなたちゃんのこと考えてるねあれ。」




り「なんで分かるの?」




な「だってずっとあなたちゃんの方見てる」




り「えキモ………………」




『お前ら聞こえてるかんな!?!?!?!?』
















考え事をしていたとは言え、聞こえるに決まってんじゃん。



ばっかじゃないのって言ったら莉犬くんに怒られた。


ごめんじゃん。




























るぅとくん以外のメンバーが今ここに揃っている。


ちなみにるぅとくんはお店番。


さあ、あの(腹黒)爽やかスマイルに何人の女子たちが墜ちたことやら。









他の皆お店番じゃないんだね。




明日するのかな。












4人で行ってやろうかな。










そんなことを考えていると、気付けば皆はあなたを取り囲んでいた。




可愛い、なんて言われてちょっぴり顔を赤くするあなた。













あーあ、そんな事するの僕だけの特権だったんだけどなあ。













別に嫉妬しているわけじゃない。




ただ、あなたの事が好きな僕にとって、皆がしないことをして浸る優越感は心地が良かった。


だから、何とも言えない気持ちになる。












…………嫉妬してないから(2回目)













すると僕の視線に気が付いたなーくんはにっこり笑って












な「ころちゃんもそう思うよね?」












って。














『え?あうん。そう、だね。』




さ「そうだねって何が?????」




ジ「どう思っとるん????」




『しばくぞお前ら』















だってこれ、話の流れ的に、可愛いって思うよね?って聞いたんだよね?なーくん。






こいつら僕に*可愛い*って言わせようとしてるよな。





皆めっちゃニヤついてるし、主犯のなーくんはニコニコ笑顔で助けてくれないし




意味が理解できたのであろうあなたも僕を見つめている。













『………っ…………なんでこっち見てんの』





あなた「いや別に…………。」










何それ。





顔赤くして目そらしちゃってさ。









可愛すぎなんだよほんと。
















あなた「ころんはもう言ってくれたから良いんだよ。ね?」




り「え!?それまじ!?あのころちゃんが可愛いって!?!?!?」




あなた「やめてなんか恥ずかしい」




『一番恥ずかしいの僕だかんな』




あなた「そうだったわ」




ジ「なーんやころんが先に言ったんか。俺らが一番最初やと思ったんやけどなあ」




さ「ころん、あなたの事大好きだから仕方ない」




ジ「理解」




『何勝手に理解してるんだよ!!!!!!!』




り「うるさいよころちゃん。耳いてーわ」





『うっせえ客引きさせろ!!!!』




な「…………あとちょっとで終わるけどねうん。」



















結局あなたと二人で客引きはさせてくれず、みんなもついて回ってきた。



案の定全然客引きが出来なくてるぅとくんに怒られた。






まあ、面白かったからいいけど。













でもそんなことより、ジェルくんが言った言葉。






僕が一番最初にあなたに可愛いって言った。







皆よりも早く。










恋のライバルでもなんでもないけど、ジェルくんの残念そうな声色で随分な優越感に浸れたのは自分でも分かった。



























明日は文化祭2日目。



僕達のクラスのは一日限りの出店で、明日は客側に回る。






僕とあなたとるぅとくんと如月で回る予定だ。










きっと楽しいんだろうなあ。






いや、楽しくない訳がない。










その後には夜から後夜祭が始まる。



生徒たちが好きなように打ち上げをしたりする時間。







もちろん行動範囲は自由。






……………学校内だけどね流石に。












そこで僕は………………………………。
















ってダメだ、考えるだけでも心臓の音が鳴りやまない。




近くにいる人にも聞こえてしまうくらいの勢いで。



















……………………………うるさいな。