無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第64話

久しぶりの、
*あなたside*










『あ、おはよ』







眩い陽の光の中から現れたのは、これは金色だとか言いつつどう考えてもピンクだろって思ってしまう髪色をしているさとみくん。


よっ、と片手を上げるその姿は良い彼氏になりそうランキングNo.1だ。



だって正統派イケメンだもんね。






『おはよ。てか何でここにいるの』


『たまたま通ったらあなた出てきた』






嘘つけさとみくんの家全く違う方向やんけ。

ここ通るのるぅとくんくらいだぞ。





ジトーっとした私の視線を感じ取ったのか、やっぱ嘘つけねえかと苦笑い。





『いやなんか、最近あなたと喋れてねえなーと思いまして』


『だから一緒に行こうと?』


『That's Right☆』






そんな事なら素直に言えばいいのにねえ。

いつでも喜んで喋るのに。

あっいやたらしじゃないですよ。







『ほらあれじゃん。俺恥ずかしがり屋だから』


『何言ってんだお前』


『あれそんな辛辣なやつだったっけお前』























てか何で喋りたくなったんだろうねさとみくん。
てか元々2人で喋る事なんてあったっけ?

…………無いか。


待って急に緊張してきたやべえぞ。


あるあるじゃない?うん。あるある。






……………恐ろしくさとみくんが無言なんだけど。なんなん。
いつも喋りまくってるじゃん。

え、私コミュ障だよ?大丈夫?話題振れないよ??






『………………最近さ』


『ふぁい!?』


『なんやその声wwwwww』







おいおい喋るなら喋りますって言ってくれよ(え

黙りまくってたから急に喋りかけられるとビビるじゃん。

先に言ってくれよ(え





『んで、何?』


『最近、大丈夫か?お前』


『え?』


『や、色々あったらしいじゃん』


『………………どこまで知ってるの?』


『るぅとの方はほとんど。あとあなた自身について。ころんの方は知らん』


『結構知っててワロタ』


『あのさとみさんだぞ』


『ごめんちょっと何言ってるか分からない』








いや普通に受け答えしてるけど、何で知ってるの?え?

私自身についてはまあ、割と有名になってたからいいとして。

るぅとくんの件についてなんで知ってるの????



るぅとくんは言いふらす様な人じゃないし…………。
さとみくんがあの現場を見てた………ってのは流石にないか。


あったらやばすぎでしょ。ベタすぎる展開じゃん。






『るぅとからずっと相談受けてたんだよ。別に現場を見てたとかじゃないからな。』














#さとみくんエスパー説















話を聞く所によると、私の相談相手はゆあというように、るぅとくんの相談相手はさとみくんだったのだとか。


るぅとくんから逐一私の間で起こったことについて聞かされてたらしい。



…………あのるぅとくんが誰かに相談してるとか、意外…。








『それでお前の話を聞く度に心配になってたってわけ。』


『へぇ………お気遣いどうも……。』


『……俺、お前自身について知ってるって言ったけど、結構知ってるよ。家の事とか。男が結構苦手なのも。』


『…………何で苦手なの知ってるの。』


『いや見てたら分かるだろ流石に。』








さとみくんの観察眼鋭いの、ちょっと怖い。
割と前から思ってたけど。


何でもかんでも見透かされそうで嫌なんだよね。


……もう見透かされてるか。






『…………さとみくんには嘘つけないね』


『だろ?って事でえ』







ニカッと歯を見せながら微笑んださとみくんは謎に私の手を取る。








『え?』


『話聞くからさ、行くぞ』


『え?は?』







それだけ言ったさとみくんは私の手を握ったまま学校とは真反対の方向へと走り出す。



まさかお前学校サボる気かァ!?!?と思ったが、さとみくんに連れられるがまま私も一緒に駆け出した。