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第46話

出し物決めにて。
*あなたside*








次の日起きてみると外はとても晴れていて、びっくりするほど空が蒼く、綺麗だった。




そんな道をゆあと他愛もない会話をしながら歩く。


久しぶりに二人きりで投登校する時間はなんだか新鮮だった。


















「『おはよー』」















そう言って一緒に教室へと入る。






私の姿を見た瞬間、時が止まったように皆は静かになったけれど、何事も無かったかのようにすぐにおはようと返してくれた。







あとで同じクラスの女子から聞いた話によると、ゆあが変に気を使わないでくれと皆に言ってくれたらしい。







皆と同じ*普通*でいたいってだいぶん前に言った私の言葉、覚えててくれたんだね。















『ねえゆあ』




ゆ「んー?」




『ありがとう』












なんの前触れもなしにそう言ってみた。



最初は首を傾げてたゆあだけど、意味を察したのか






ゆ「親友として当たり前の事をしただけですよーだ」










なんて言って私の肩を突っついてきた。








ありがとうだけで何のこと言ってるのか分かるんだなあ笑








流石、だね。




























**********************





























先生「はいじゃ、一時間目は文化祭の出し物決めなー。あ、そういや言い忘れてたけど、今年は体育祭が雨で中止になったから文化祭は二日間なー。」















んお!?二日間!?



ま!?












『ねえ聞いたころん』




こ「ああ、二日間ってやつ?」




『そうそう、めっちゃ楽しみじゃない?』




こ「出し物めんどい」




『ふざけんなよお前。』




こ「なんでだよwwwwww」















ころんは分かってないなあ。







クラスの皆で一致団結して出し物をする。



これが文化祭の醍醐味じゃん!!!!!






さいっこうじゃんか!!!!











先生「よし、なんかやりたい出し物あるかー?」




















"お化け屋敷やりてー"




"いやありきたりすぎじゃねー?"




"私カフェしたいなあー"




"うちもうちも!なんか、男女逆転とか面白そー!"




"はあー?カフェといったらメイドカフェだろ!"




"それただ単にお前が女子のメイド姿見たいだけだろw"




"うっわまじぃ???wwwwww"




"しばくぞお前らwwwwww"




"はーい俺劇したいでーす"




"ネタとか入れて軽い新喜劇とかもよさそう!"




"シンデレラやろうぜ男子主役で"




"それは流石に草はえる"




"放送事故なるっしょwwwww"



















うんうん……………どれも楽しそう………………!!!!















こ「お前さっきから口元ニヤついてんぞ」




『はっ………!?え、まじ?』




こ「まじ。」




『………………………………………(絶句)』





こ「そんな楽しみなの?w」




『あたまえ。………ころんは出し物なにしたいの?』




こ「ん?んー。ぶっちゃけ何でもいいけどなー。強いて言うならカフェとか?」




『えっまさかころんも女子のメイド服みたいの……?』




こ「んなわけねえだろwwww」















こういう会話まで久しぶりでいつもの倍楽しい。















こ「あ、そーだ。一緒に文化祭回ろーよ」



『ん?いいよ。ゆあとかるぅとくんはどうする?』




こ「一緒に誘って行くかあ」




『はいよ』












皆と回れるって所でちょっとは楽しみになったのか、目が合うとニカッと笑ってきたころん。


















困る。






















困って黒板に視線を戻したら、そこには様々な案が書かれてあって
メイドカフェに赤いチョークで丸がされていた。






赤いチョークで丸……………………………










は、待ってもう決まったの!?()








よく見ると、隣には細かい設定やルールまで書かれている。










*お客様は誰であってもご主人様*


*男子も女子もメイドになりきる*


*メイド服は全員必ず着用*


*メイド長は校内を回って客引き*


*男子一人が護衛(笑)としてメイド長と行動する*










うっ、全員メイド服………………。


思いっきり厨房やる気満々だったのに…………。












いやでも待てよ?


全員と言うことは、男子もだよね?




…………ころんも、メイド服着るんだよね?wwwww







チラッところんを見ると、思いっきり不機嫌な顔をして黒板を見つめていた。









『ころん………おつぷり』



こ「上手いこと言うんじゃねーよwww…………くっそまじかよ」








頭を乱暴に掻きながらめんどくせえと呟く。









『まあまあw最期の思い出なんだしw』



こ「最後って………。そんなん言われたらやるしかないじゃんか」












ころんのメイド姿……………。


元が綺麗だから、きっとクラスの誰よりも美人(笑)になるんだろうなあ………。

そしたらるぅとくんもか。











割と、見てみたい、かも。

















キモイな私。













こ「っつーか、メイド長って誰がすんの?」



『あーそれ思った』












そういえば、客引きの所でメイド長ってあったような…………。




いやそれ、他のクラスとか他の学年とか、ましてや外から来た人からも見られるんでしょ?


やりたくないな。うん。←











"メイド長どーするー?"



"客引きだから重要だよなー"



"護衛(笑)もじゃねー?変な奴だったらうちん所来なくねw"










『ころん護衛やれよw』



こ「はあ?めんどくせwww」



『注目浴びて人気アップだよ』



こ「キャーキャー言われんのダルいわ。」



『あー、ころんってそういう奴だったね………。私もそんなの人生で一回でもいいから言ってみたいわ。』











"てか護衛って、もっと違う呼び名ねーのかよw"



"ほんとそれなー?www"



"ネーミングセンス無くて悪かったな!"



"まあ安定は美男美女コンビだよなー"






『ほら美男って。ころんじゃん』



こ「うっせ。そんなんなら、美女だってあなたじゃん。」



『この人たらしッッ!!!!』




こ「おめえだよ!!!」








"確かにそうなるよねー"



"それならこのクラスで言ったら……"













「「「青柳くんと紅葉さんじゃん」」」














こ「『……………………………はっ!?』」