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第54話

いつかは好きになってくれますか………?
*ころんside*















『ねえ、あなた。』





『ん?』





『あっという間だったね』





『……………………うん』





『楽しかったね』





『うん』

















一体僕は何を喋ってるんだろう。




どうも落ち着けない。









……そりゃそーか。















『………………………………』















沈黙が続く。







いつもならなんてこと無いのに、今日に限ってとても気になる。







何か話さなければと思って話題を探しても、上手く見つからない。












僕ってこんなコミュ障だったっけ………………()















『ねえころん』





『………何』





『私ね、今、すっごい幸せ。』





『え?』





『こんないい人たちに囲まれて、ころんと一緒に居れて、幸せだよ。』




















ありがとう、なんて柔らかく微笑んでくる。






あなたがどういう意図で言ったのかは分からないけれど、


そんなことをされると余計期待してしまうって分かんないのかな。
















本当に罪なやつだよ。全く。






















屋上にはグラウンドのキャンプファイヤーの明かりがかすかに届いている。




だから、僕の髪は光っているように見えるらしい。






あなたは僕の髪の毛を触って綺麗だねって。








本当に勘弁してほしい。

















『私もそういう髪色に染めようかな』




『僕は今のままのあなたが良いと思うけどね』




『うっわたらしだばーか』




『うっせえなあwww』
















たらしなんかじゃないよ、本心なんだよ。






ぶっちゃけ、今のままのあなたが好きって言いかけた。



危ねえ。











でも、























言うなら、ちゃんとしたい。

























『あのさ、あなた。』




『なーに?』




『僕も幸せだよ。こうやって過ごせるの。』




『……………そっか。』




『僕さ、あなたと出会うまで学校おもんないって思ってた。』




『なにそれww』




『でもさ、あなたがいたから変われた。僕の中で、沢山のことがあなたのお陰で変われたんだ。』
















そう。




数え切れないくらいたくさん。







一番大きかったのは、女子への目。









女子なんてまとわりついてくる奴らと全員一緒って思ってた。






でもその価値観をぶち壊したのは、紛れもないあなた本人。













あの日。


高校3年生の始業式。








偶然ぶつかって、悪態ついたら『はぁ?何アイツ』って言われて。






正直ビビった。





自己紹介でも僕らに興味無いなんて堂々と言って。













あのときは興味が湧いたなんて思ってたけど、きっと、その時からあなたに惚れてたんだ。















まわりとは違う。

















ちゃんとした動機じゃないかもしれないけど、動機なんてどうでもいい。






今、あなたの事を好きだと思えているのならばそれいいんだ。















そうだよ。










僕は、あなたがどうしようもないくらいに好きなんだ。




僕に可能性がなくったっていい。










それでも、伝えたい。















『あなた。』







『………はい。』


























全然意識してこなかった…………でもいい。







まだ、僕らには未来があるんだ。


























『伝えたいことがある。』
























僕達の物語はまだまだ続くんだ。























『僕、あんまり自分の気持ちを伝えるの得意じゃ無いけど、今まであなたに言ってきたことは、全部本心だよ。』























だから、僕達の物語。





















『あなただけにしか言わないし、あなたにだけしか言いたくない。』





















僕の、物語。

























『………………あなたがどう思ってるかは分からない。』

























主人公は僕。




そのヒロインは

























『でも、いつかは、僕の事を好きになって、くれますか?』























君じゃなきゃ、だめなんだ。























『ぼく、あなたが好────────』






























そこまで言って、遮られた。












何にかって言うと、あなたの言葉に。
































『私もころんの事、好きだよ。』































息が止まりそうになった────────────