第13話
奇跡
ポスッ
っと、ボールがゴールに入る音が静かな体育館に響く。
たくさんの人が見ているというのに誰も言葉を発していない。
でも、視線は全員、あなたに向けられている。
…………え?
……は、入ったあ…………()
まだ、衰えてなかったな……………腕()
な「………………ねえ」
『え?』
な「いまの…………さ」
『………あ、もしかして……反則だったり……する?()ご、ごめん。なーくんのディフェンスがかたくって…………』
な「違うって!!!…………なんで今の入ったの?」
『え?……………なんでって………たまたま?』
その場にいる全員「「「「「たまたまで入るもんじゃない!!!!!!!!」」」」」
『え?あ、うん、ご、ごめん?(??)』
さ「やばすぎでしょwwwあんなん距離めっちゃあるのにさwww」
じ「ほんまそれやで。あなたちゃんもしかして人間じゃない感じ??」
『……人間………です……w』
る「素直にかっこいい………」
こ「なになに?乙女るぅちゃん発揮??」
る「うるさいですよころちゃん。ビール瓶で殴るよ?」
り「るぅとくんwww腹黒出てるよwwwww」
なんか………めっちゃ褒められた………?
……………良い人達………だよなあ……
てか、久しぶりに動いたから、ちょっと疲れ…………
フラッ
ゆ「おっと…………大丈夫?」
たちくらみがして、ふらついた所をゆあが支えてくれた。
かっこいいねゆあイケメン。←
いやそんな事は今はどうでもいい。
『う、うん…。大丈夫だよ……。』
ゆ「ったく……。大丈夫って顔してない!顔色悪いよ?」
『まあ、もう部活終わるし……』
ゆ「無理しない事が条件で運動部に入ったの忘れないでよ?………あなたは体が________________なんだし。」
『……………分かってる。ありがとゆあ。』
ゆ「はいはい。じゃ、とりあえずコートから出よ?」
こんなんで、大会とか………出られるのかなあ
………無理してでも出ますけどね( ・´ー・`)←
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……………………え…………………?
僕は二人の会話を聞いていた。
その中で、聞こえてきたとある言葉に、耳を疑った
体が………………………!?
嘘…………だよね。
だって……………あんなに元気そうなのに……………
いつか消えて居なくなるなんて…………………………
ないよね……………………?