《中嶋side》
『はぁ…』
入院してしばらくが経った
午前の間は成人している関ジュのみんなが来て
くれて色々と喋った
放課後の時間になったら学校の友達や学生の関ジュ
が来てくれた
看護婦さんも優しくてよく喋ってくれるし入院
生活もまぁまぁ悪くなかった
藤原「中嶋、入っていい?」
『うん』
藤原「どう?体調は」
『まぁまぁかな。でも、あと1週間で退院できる
ってさっき教えて貰えてん』
藤原「ほんまに!?」
『うん!』
藤原「良かった…」
『ご迷惑をおかけしました…笑』
藤原「中嶋が無事に退院出来るのが俺…いや、
俺らは嬉しいで?」
『丈くん…』
藤原「あっ、そうや」
『…?』
藤原「これ…みんなから。ぜーったいに俺が
帰ってから見てや!」
『ふふっ笑』
藤原「なっ…なんで笑うねん!!」
『だって…笑笑丈くん耳赤いんやもん笑笑』
藤原「はぁ!?赤くなんかないし!」
『照れてる?笑』
藤原「照れてへん!あっ、時間やしもう行くわ!」
『うん笑笑』
照れてる丈くんが部屋から出て貰ったのを見ると
関ジュのみんなからの応援メッセージやった
ツンデレの丈くんが素直に書いてくれてたり、
普段イタズラとかしてるシゲちゃんが真面目に
書いてくれてたりでほんまに嬉しくて泣いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。