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《中嶋side》
西畑「…あのさ」
『なに…?』
西畑「丈くんとの大事な話ってなんやったん?」
『…大ちゃんには言われへん』
西畑「なんで?」
『…別にええやろ。部屋戻っていい?』
あぁ…こんなこと言いたい訳じゃないのに…
西畑「待って」
『なに?』
西畑「…ごめん」
『え?』
西畑「最近…冷たい態度とって…」
『うち…何かした…?』
西畑「あなたは何も悪くないねん。俺が弱い
から…」
『弱い…?』
西畑「俺さ、結構嫉妬しちゃうやん?やから
わざと冷たい態度とって少し距離置いたら嫉妬
すること減るかなって思っててんけど、どんどん
あなたと喋ること減っちゃって後悔しててん…」
『そうやったんや…うちやって大ちゃんが冷たい
からって同じように冷たい態度とっちゃってた…』
西畑「ほんまにごめん…」
『うちの方こそごめんなさい…』
西畑「…俺らさ、記念日近くに喧嘩すること
多いな、笑」
『喧嘩するほど仲がいいって言うし…ね?笑』
西畑「…やな笑」
西畑「あ!それより丈くんとの大事な話は
やっぱり教えてくれへんの?」
『あーその事やねんけど…大ちゃんと仲直りできる
ように色々と話聞いてもらう予定やってん』
西畑「…俺ら丈くんに嵌められたな笑」
『え?嵌められた?』
西畑「俺も丈くんに呼ばれてきたんよ。わざと
俺とあなたを2人きりにしようとしてたんと
ちゃうかな?」
『…確かにそうかも』
って感じでなんとか大ちゃんと仲直り出来て
よかった…笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。