《中嶋side》
ホワイトデーの数日前に大阪戻ってきてまた一緒に
過ごすようになりました
でも…にしなかカップル…だいぶピンチです
最近、ジモダンの撮影で逆に大ちゃんが東京に
行ったり、お互いに違う仕事でなかなか喋れてない
少し前にお互いに不安やとか言い合ったばっか
やのにな…
今日は大ちゃん夜ご飯いらんって言うてたし、
女の子の日ってのもあって体調悪いからスープ
作って飲んだだけ
今回はいつも以上に酷くて洗濯物も畳むのも辛い
西畑「ただいま」
しんどくてソファーから動かれへん…
西畑「…おったんやったら返事してや」
『ごめん…おかえりなさい…』
西畑「ご飯は?」
『作ってないけど…あっ、スープやったらある』
西畑「なんで作ってないん?」
『えっ…大ちゃんがいらん言うてたし、うち食欲
あんまなくて…』
西畑「いるってメール送ってんけど…」
『ごめん…今すぐ作る…』
西畑「いい。正門と食べてくるわ」
『ごめん…』
西畑「はぁ…」
そう言って大ちゃんは上着を着直して荷物もって
出かけた
なんか大ちゃんイライラしてた…?
連絡したのにご飯作ってなかったから?
いや、そんなんで大ちゃんはイライラする人ちゃう
最近、こういう事が続いてる
もしかして…倦怠期…?
相談…はいいや
これはうちら2人の問題やし
仕事に支障が出んかったらええやろ…
そう思ってたうちがバカやった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。