「「「花穎、選んで」」」
数ヶ月前
今日は久しぶりに親戚の集まりがある
別にいやって訳じゃないんだけど…ちょっと個性的な人が多いんだ
叔母「花穎さん、お久しぶりです」
叔母「…花穎さん、当主になられたそうですね」
叔母「本当に貴方に務まるのかしら?それに跡取りだって…」
叔父「それぐらいにしとけ由美子、ごめんね花穎くん」
叔父「久しぶり、あんな小さかった花穎くんがもうこんなに大きくなって」(。´・ω・)ノ゙ナデナデ
叔母「噂では男性の方とお付き合いなさるとか」
叔母「あら、違うんですか?まぁどっちでもいいですけど、烏丸家には跡取りが必要なんですよ?わかってますか?」
何故か、跡取りの話になるとギュッと心を掴まれたように痛い
女性の方とお付き合いをしないといけないのはわかっているけど…思い浮かぶのは紫耀の顔
叔父「花穎くん気にしないでね、今日はなんだかピリピリしてるんだ…それに別にお付き合いするのは男性でも僕はいいと思うよ今のご時世偏見を持つ人も少ないから」
と耳元で言った
新当主になって今までの親戚と関わり方が変化した
元々こういうのを父も母も苦手だったのかあまり来てなくて、片手で数える程しか記憶にない
今なら両親がなぜ行く回数が少なかったのかわかる気がする
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。