第5話

確信
18
2019/12/07 11:42
先生の教え方はやはり上手だった。

理解できないところまで丁寧に教えてくれた。

ひの「先生ありがとうございました!やっぱり教え方上手ですね!」

先生「いいえ。そう思ってくれて嬉しいよ。」

と言い微笑んでくれた。

やはりイケメンだ。少しドキッとしてしまった。

先生「また分からないところがあったらいつでも来ていいよ。頼りにしてな?」

そう言われ少し特別感がある言葉に嬉しくなってしまった。

今回のことで少し先生と距離が近くなった私は廊下ですれ違う度に挨拶をしたりするようになった。

そして何度か社会の質問をして分かった。

これが先生の素なのだ。

いつも優しく誰にでも紳士な対応をする先生。

しかし、そんな先生でも素はあるのだ。

そんな素を見れる私はもしかした特別なのかも…と少し意識し始めた。

そんなことを自覚してからだろうか。

先生を見る度に心臓がうるさいのだ。

顔も熱くなる。

これは一体何なのだろうか…。

みさき「ずばり、恋だねそれは。」

そう言われ私は驚いた。

ひの「そ、そんなわけないよ!だって先生だよ?!?!」

みさき「いやいや私にはわかるぞ〜!だってひのちゃん先生と話してる時すっごく楽しそうだもん!」

ひの「えぇ〜…これが恋なのかなぁ?」

ひのとみさきは自覚したばかりのひのの恋バナに花を咲かせていた。

そんな様子を1人、じっと見つめる者がいた__

あかり「ふーん…最近急に仲良くなったと思ったらそういう事ね〜。」

女子A「あかりちゃん、何か言った?」

あかり「ううん!なんでもないよぉ〜。

__ただ、身の程知らずな子がいるなぁって」

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