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日差しが凄い朝7時。
うわぁ、、日差し強、
めんど、
そんな一言から始まる私の1日。
そして、、。
『あなたー!!!』と毎朝私を起こすためにドアの前から叫ぶ大貴。
いつもそれより前に起きてるのにうるさいんだよ、笑
と言いながら勝手に私の部屋に入って色々と物を探っている。
本当に毎日毎日うるさいんだから、、
髪をとかして結って制服に着替えて持ち物をリュックの中に入れて、、
一言気合を入れて階段を降りる。
どこにいても聞こえる大貴のうるさい声。
無言で涼介が用意してくれていた朝食の前に座る。
ぱくっ .
んん~、
口に入れると甘いものが口に渡る。
こんな美味しいものを作れるなんて、、
不器用な私と兄妹とは思えないよ、
美味しかったフレンチトーストも惜しく、残しリュックを背負って家を出た。
涼介は私にお弁当を私ブラブラと家に帰ってく。
全然大貴と違うなぁ~、、
と兄弟の違いについてグダグダ言っていた朝。
日差しはいつまで経っても眩しかった。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。