第12話

先生。(アバンティーズ そらちぃ)
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2018/09/08 10:19
そらちぃ
ほら、はやく号令かけてー
そら先生。

私は片思い中。
どうしてこんなに好きになってるんだろう、自分でもわからない。
あなた

先生!

そらちぃ
ん?
あなた

今日は寝癖ついてませんね!w

そらちぃ
いや、うるせっw
あなた

先生さぁ、彼女なし?

そらちぃ
先生に聞く話題じゃ無いだろw
あなた

あ、さてはいないな

そらちぃ
どーだろねー
あなた

教えてくれたっていいのに

そらちぃ
じゃあ、あなたが受験できたら教えてやるよ
あなた

えー、もっとなんかご褒美なら良かったのにー

そらちぃ
じゃあ、あなたのしたいこと1日だけしてやるよ
あなた

えーーなんか嬉しい!特別感あるね!

そらちぃ
うん、そうとわかったら勉強して来い!!
あなた

了解ー!

てな、わけで勉強に励む毎日な私。

まぁ、休むときは思いっきり休まなくちゃ!ってことで、私は友達に誘われて街をぶらぶらしていた。


そして、色んなことして遊び終えたらどっと疲れに襲われた。
あなた

なーんか、歩き疲れたから帰ろっかな

友達
そーする?朝からいたし疲れたーーー
あなた

それねー、帰ろー帰ろ

友達
んじゃ、ばいばいー
あなた

ばーーい!

疲れたーー、ここから家まで歩いて30分かぁ…。
めんどい
いや、それはさぁ笑笑
え、この声。
振り返ってみると、私服の先生がいた。
あなた

先せっ…

え、隣に、、。
先生は見たことないほど笑っていた。

はやく帰らなきゃ。
次の日の学校。
私は何も先生とは言葉を交わさなかった。

その次の日も1週間経っても。
友達
あなた、最近元気ないね
あなた

ん?そう?

友達
なんか、イケてないよ
あなた

それは、困るね…

友達
ほんと、大丈夫、?
あなた

うん、ちょっと、今日は早退するかな、

友達
そう、お大事に
あなた

うん、

そらちぃ
あなた、ちょっといいか、
あなた

え、はい

突然呼び出された。
そらちぃ
これ、
あなた

なんですか、これ

そらちぃ
とりあえず、あけて
あなた

え、これ、可愛い

そらちぃ
ちなみに、お揃いな
こちらに手首を向けて見せて来た。


箱の中に入っていたのはバングルだった。
あなた

え、どうしてですか、?

驚きのあまり、あたふたしてしまった。
そらちぃ
内緒だぞ、皆んなには
あなた

え、?わかってますけど、

そらちぃ
最近元気なかったしさ、それに今日さ、あなたの大切な日じゃない?
あなた

え、、あ、誕生日、

そらちぃ
そう、そのプレゼント
あなた

え、嬉しい、嬉しい、え、

そらちぃ
それ、つけてみなよ
あなた

この色合い本当に好き。可愛い。先生、ありがとうございます。。

テンションは凄く上がった。上がってはいる。けれど、隣にいた人が誰なのか、それだけが引っかかっていて…
そらちぃ
どうした、?
あなた

先生さ、1週間前くらいに街中に女の人といたしょ

そらちぃ
え?
あなた

彼女?

そらちぃ
まさかー、違うよ、あの人は友達。
あなた

うそだ、めちゃくちゃ笑ってたじゃん

そらちぃ
んー、言わないつもりでいたけど、あの日にこれ買いに行ったんだ、あんまりさ女の子の好きな物とかわかんないからさ、しかもあなたって変わった物好きじゃん
あなた

え、そうかな

そらちぃ
変わってるっていうか、チョイスする色とかが渋めって言うか、ほら今時の子ってさピンクピンクーって感じじゃん
あなた

あー、やっぱり、今時感あった方がいいよね…

そらちぃ
や、俺も渋めな感じ好きだし、、、なんて言うか、俺は好きだよ。
あなた

彼女なのかと思ってたし、それで結構落ち込んだ。そんで、テンションも下がりっぱなしだった。

そらちぃ
なんでさ、でも、なんか俺もさ、あなたから話しかけて来ないのは結構一大事だなとは思ってたよ、、そんなことだったのかよw
先生は私の頭に手をそっと置いた。

トクンと高鳴る胸を押さえながら、この空間にいると言う喜びを噛み締めていた。

早退なんてしない。この時間が続いてくれるのなら。
あなた

ねぇ、先生、好きになってもいい、?

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