第15話

ま〜ちん(レイターズ)
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2018/11/17 10:38
休日にフラフラと街を歩いていると、とてもお洒落な男性が目の前にやって来た。
少し怖いな、、なんだろ。
見て見ぬ振りをし通り過ぎて走ろうと思ったそのとき…。
まーちん
あーら、やだ、この間かめちゃんと一緒にいたあなたちゃん?じゃないの!
あなた

あ!?まーちんさん!?

まーちん
やぁ、かたくるしいわねぇ、まち子でいいわよまち子で!
あなた

あ、はぁ、

カッコいい外見からは想像ができないほどの勢いで1度しか会ったことがないのにしかも数分…なのにフレンドリーに接してくれた。
まーちん
ちょうど良かったわ〜かめちゃんにドタキャンされたから貴方が相手してよ
あなた

え?

まーちん
いいでしょ?どうせ暇なんでしょ?
あなた

まぁ、

まーちん
なら決まりね!!
あなた

えええ!

まーちん
なによ、嫌なの?
あなた

いえ、全然!

まーちん
なら行きましょ!
あなた

どこへ、、、?

まーちん
行けばわかるわよ
あなた

なるほど、、、。

しばらく歩き、色々な話をしていると
まーちん
着いたわよ〜
着いたのは、あるスタジオだった。
あなた

ここって、?

まーちん
私のダンスの練習ビデオで撮っててちょうだい
あなた

あ、はい!

急に、カメラを渡されレッスンを受けてるまーちんさんをひたすら撮り続けた。
2時間が経ち、まーちんさんは水分補給をしにこちらへ向かってきた。
まーちん
あなたも飲んだら?置いておくね
あなた

あ、はい!

呼び捨てで呼ばれた。そして、はっきりと黒目でこちらを見ながら言っていた。いつも、黒目が見えないほどの細さで対応をしてくれていた。多分動画内でのイメージをそのままにして接してくれていたのだと思う。
そして、いつものような口調とは一変し男らしい口調で話しかけてくれた。
レッスンに戻るときに片手を小さく振ってくれた。カッコいいな。なんて思った。


レッスンが終わった頃、外は真っ暗だった。
まーちん
送ってくね
あなた

いえ、とんでもないです!

まーちん
いや、私が送りたい気分になったから、遠慮しないで
あなた

あ、あの、ありがとうこざいます

まーちん
ずっと気になってたんだけど、あなたは誰が1番好き?私はもちろん、しんちゃんだけど、あ一応言っとくけど、しんちゃんって答えても渡さないからね
あなた

わかってますよ

自然体で話せるようになった私達は楽しい会話を続けながら歩いていた。
バスも電車も使えるのに、わざと徒歩で家まで帰った。

まーちんさんは女の子だけれど、ちゃんと男の子が残っている部分もあるんだと感じた。
楽しい1日だった、それに少し胸が高鳴る瞬間もあった凄く驚いたけれど、当然だよね、、また会いたいな。

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