田中樹
「俺がジャニーズ辞めなかった理由ってあなたもあるんだよね。
俺正直20歳でやめようと思ってた。
でもそれを言った俺が言った18の夏。あなた号泣しながら絶対嫌絶対嫌辞めないでって、笑 こんなに人 号泣させたの初めてすぎて、笑
そんな号泣してるあなたが愛しかったり、笑
それに俺辞めたらあなたのこと誰面倒見るのって。岸はJrの中でも人気メンだったし
風磨デビューしてたし
名前出しちゃうけど美勇人だって趣味の楽器してたり
翔太もアクロバット練習してたり
きょもとジェシーは歌、
慎太郎は教員免許取りたいなんて言って勉強してて
元太にはまだ任せられる年じゃなくて、
やっぱ俺いないとあなたはジャニーズとしてやっていけないんじゃないかなんてその当時は思ってた。ごめん、笑
あなた、俺はお兄ちゃんの位置にいるのがめっちゃ嫌だった。
ファンから見たらカップルかもしれないけどあなたから見たら
ただのお世話係みたいな、第3のお兄ちゃんとかそのくらいでめっちゃ悔しかったりした。
どうしたら俺はあなたのほんとの1番になれたの、？？ねえ、教えてよ。
まだSixTONESにあなたの居場所はしっかりあるからね。大丈夫だよ心配しないで。
ちゃんとTravisJapanにもあなたの居場所あるからね。大丈夫。俺が確保しとく、笑
心配しないで、大丈夫だから。何かあったら任せてよ？頼ってよ？
ほら、俺お世話係じゃん？笑 第3のお兄ちゃんじゃん？笑
気にしないでなんでも言ってよ、笑
お嬢様。笑
あなたが鈍感すぎて俺めっちゃ傷ついたこともあったし。
あなたがやらかして俺が犠牲になったこともあったけど、
その後にじゅったんごめんって〜って申し訳なさそうな顔しながら顔の前で手合わせて上目遣い。大好きだったなぁ。
もっと…もっと早く…もっと早く俺の気持ち…ちゃんとあなたに伝えてたら、今頃どうなってたのかな、
ちゃんと気づいてあげられなくてごめんね。
もうあとは俺に任せて。
おつかれさま。
ありがとう。
ずっと好きだった。」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。