第18話

Fifteen
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2018/04/02 14:17
松潤side







この瞬間がずっと続けばいいと思ってた。
あなた

よし!飲み物も買ったし、みんなのとこもどろ!

松本潤
そうだねー!
俺たちは頬を赤らめながら手を繋いでいた。




ヤバイ、俺まじであなたが好きだ。



どんどん赤く染まってゆく自分の頬で、それを実感した。
あなた

次何乗ろっかなー

松本潤
そうだね!
あなた

ここ工事してる!新しい乗り物できんのかな!?

俺たちは、新しく作っているエリアの前を通り過ぎた。








後から俺は、そこを通ったことに、後悔してる。









クレーンなど、大きな機械がたくさん動いていた。
あなた

すごーい!ここできたら、またみんなで来ようよ!

松本潤
そーだね!






その時だった。
工事の人
おいっ!あぶない!





気付いた時にはもう遅かった。
松本潤
っあなた…?










クレーンから起きてきた木材らしきものが、あなたの上に落ちてきた。









あなたは頭から血を流して倒れていた。
松本潤
おいっ!あなた!!!
































俺はあの時のことを、よく覚えていない。







後から聞くと、みんなが駆けつけてくれたそうだ。












俺たちが帰ってこなくて心配して探しにきたらしい。








俺がその時覚えてたのは、














園内中に鳴り響いていた救急車のサイレンの音と



















あなたを守れなかった。
























その絶望感で頭が真っ白になったことだけだった。

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