第24話

Twenty- one
1,424
2018/04/09 11:22
数日後の昼休み_








私は授業で美術室に忘れ物をしたので、とりに行った。
ガラガラ…
あなた

あっ!あった!








その時、美術室のドアから覗く二つの影があった。






私はそれに気づかなかった。
あなた

よし!もどろう!





そうして私は用事を済ませて、廊下を歩いていた。




その時_













ガッシャーン!!!
あなた

え??

















美術室から何かが壊れた音がした。







私はびっくりして、美術室に戻った。
あなた

え、嘘…

















そこには、美術部がコンクールのために作っていた彫刻の作品が壊されてバラバラになっていた。
あなた

え、私が出て行ったあと、誰か入ったかな?

すると、
結美
結美
きゃぁぁぁ!!
乃々華
乃々華
きゃあ!!
あなた

え?

結美
結美
私たちが作った作品!どうしてくれるの!
この2人は美術部だった。
あなた

え、?私知らないよ?

結美
結美
うそつきっ!!
乃々華
乃々華
私先生呼びに行ってくる!









しばらくして
美術部顧問
え?!どーしたのこれ!
結美
結美
私たちが作った作品!誰かが壊したんです!
乃々華
乃々華
私たちは今来て気づいたんです!
美術部顧問
じゃあ、誰がいたのよ?
結美
結美
星野さんが!ここにいたんです!
美術部顧問
星野さん?
あなた

えっ?私!知らないですよ!
通りかかっただけですよ!

乃々華
乃々華
私見たのよ!あなたが美術室に入って行ったところ!
あなた

だから、私は忘れ物をとりにいっt…

結美
結美
ひどいよっ!!グズッ…
私たちになんの恨みがあるの!
あなた

だから私は!

美術部顧問
星野さん!?
何ですかその態度。
美術部顧問
この子たちが一生懸命作ってたものなのよ!いくらなんでもひどいわ!
あなた

だから私は知らないんです!!

結美
結美
もーいーです先生。グズッ…
私たちがもう一回作りますから…グズッ
美術部顧問
あら…高山さん…
乃々華
乃々華
しょうがないですよ…
私たちは恨まれてるんですよ…
美術部顧問
あら佐々木さんまで…
あのね、星野さん。
あとで職員室に来てください。
あなた

え??
私は知らないんです!!

美術部顧問
いつまでそんな嘘ついてるの!
いいわね?!
あなた

え?…

そう言って先生は行ってしまった。





後ろで2人がクスクス笑ってるのが見える。
結美
結美
ほーんとあんたってばかだよね!笑笑
乃々華
乃々華
じゃあがんばってねー☆笑
ほーしーのーさーん!笑
結美
結美
きゃははは!!






2人がいなくなった時には、








私はもう限界まで来ていた。





悔しくて、、悔しすぎて涙が出てきた。











そんな時、
橘 優斗
あれ?星野?
あなた

えっ!橘?!






彼の名前は橘優斗。

私のクラスメイトだ。
橘 優斗
何してんのここで
あなた

えっ!(涙を拭く

何でもないよ!!

橘 優斗
あっそう。
じゃあな
あなた

う、うん










そう言って彼は行ってしまった。
あなた

はーあ…




私は重い足取りで職員室に向かった。













橘優斗side






あいつ、どーしたんだろう。


泣いてた?のかな。



なんか無性に助けてやりたくなる。



なんで俺こんなに星野のこと考えてるんだ?












…………


とっても鈍感な橘であった。

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