私はあのあと、職員室でみっちり叱られた。
最後まで先生は信じてくれなかった。
帰り道_
はぁーあ
どーしたのそんなため息ついて
なんかさ、、
私は全部花音に話した。
はぁ?!?!あいつら!!
待ってて、明日絶対殴りかかってやるから!
ちょちょちょ、まってまって!!笑
そこまでしなくていいから!笑
そうじゃないと私が我慢できないから!
あはは笑
ありがとう
まじであなたに嫌がらせとかありえないんだけど
私なんかしたかな…?
違う違う!あいつらはあなたが人気者だから嫉妬してるだけ!
そーなのかなぁ?
そうだよ!
何があっても私が守るからね!
花音…
ありがとう
当たり前!
本当に花音がいてくれてよかった。
花音いなかったら今頃不登校かもな…
家_
ただいまぁ…
あ、おかえりあなた
エプロン姿の松潤が迎えてくれた。
どーした?なんかあった?
ううん…なんもないよ
そ、そうか
あ、あなたおかえりー
奥から翔ちゃんが出てきた。
あ、翔ちゃん
なんでそんなに元気ないの?
いや、何にもないよ!
本当か?
なんでも言っていいんだぞ?
ううん…
そっか
私は自分の部屋に入った。
なぁ松潤、あいつなんか様子変じゃない?
だよな!絶対学校でなんかあっただろ。
なになにー?
相葉くん静かに!
あなたの元気がないんだよ
え?!あのいつも元気なあなたが?
そうなんだよ。
ちょっと俺らで様子見てみような
そーだね
うん
次の日の学校の休み時間_
ねぇねぇ花音!
なになに?!
あの映画あったじゃん!
あ!見た?!
それがね!、、、、
私たちはいつも通り楽しそうにしゃべっていた。
それを恨めしそうに睨む二つの影があった。
((ごにょごにょ
おっけ
次はどーなるかなぁ笑
クスクス笑
私はまだこの時は知る由もなかった。
花音に危険が及んでいることに。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!