第51話

空に火花が咲き始める
ダンッ ダンッ
あなた

あ~…なんで当たんねぇんだよ…この銃壊れてんじゃねぇのか……

夏祭りで二人きりはヤバいのでは……?

……って思ったのも、一瞬だけだった。
今じゃそんなことすっかり忘れて、射的でNint〇ndo Switch狙ってます。
……けど、当ててもビクともしないどころかそもそも当たらない。
いや、本当にこの銃壊れてんじゃねぇ?
不死川実弥
不死川実弥
……ここまで下手なやつ初めて見たァ
あなた

はぁー?! だったらおはぎは出来るんですかぁ!? やってみてくださいよぉー!!

そう言って銃を押し付ける。

……あれ、そういえば。
先生の弟、確か射撃で賞とって──
ダァンッ!!
あなた

……へ?

不死川実弥
不死川実弥
おらよ。取れたぞ
あなた

………いや、上手すぎじゃない…??

流石、玉入れで百発百中なだけあるわ。
(第20話参照)
いや、でも1発でとるとか……うん、おかしい。
まぁいいや、Switch手に入ったし。
あなた

えっと……ありがとうございます…?

不死川実弥
不死川実弥
何で疑問形なんだよ…
****
あなた

あ、先生あれ! アレ買いましょう!!

不死川実弥
不死川実弥
ハイハイ……
︎︎
宇髄天元
宇髄天元
はしゃぐガキとその保護者じゃねぇか
(影で見てる)
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
……そうね…‪
(影で見てる)
宇髄天元
宇髄天元
つーかもうすぐ花火だな。そろそろ集まるか?
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
んー……いいえ、このまま別行動にしましょ!! あの二人になにか起きるかもしれないし…!
宇髄天元
宇髄天元
ほぉ…ンじゃあこのまま尾行続けっか
胡蝶カナエ
胡蝶カナエ
そうね!!
雛鶴「……天元様もあの二人の保護者みたくなってますね…」

まきを「確かに……」

須磨「あー、わたあめ美味しい!!」

まきを「うるさい!!」

須磨「へぶっ!?」
****
不死川実弥
不死川実弥
随分屋台まわったなァ……って、青桐。もうすぐ花火……あ?
不死川実弥
不死川実弥
……青桐?
振り返ると、そこには青桐は居なかった。

……こんな人混みの中、はぐれたのか…!?
不死川実弥
不死川実弥
チッ……くそ、何処に…!!
宇髄天元
宇髄天元
ハァ…ハァ…おい不死川!!!
後ろから声がして振り返ると、そこには酷く息切れしてる宇髄が居た。
不死川実弥
不死川実弥
宇髄っ… 悪ぃ、今は……
宇髄天元
宇髄天元
青桐が変な奴らに連れ去られてたぞ!?
不死川実弥
不死川実弥
……は…?
俺が唖然としていると。
ヒュゥーー………ドォォンッ!!!
人々が、歓声をあげる。


……遂に…花火が始まってしまった。