第64話

文化祭
あなた

お、おおかえりなさいますぇごしゅ……様

文化祭当日。

自分のクラスのメイド喫茶に顔を出してみようと、中へ入ると…何のサービスだろうか。

青桐が、メイド姿で出て来た。
不死川実弥
不死川実弥
………
あ~~心臓に悪い…。

似合い過ぎだろふざけんなァ……
****
宇髄天元
宇髄天元
やっべぇ、青桐に頼みに来たら不死川いるじゃねぇか……まぁそれはそれで良いんだけどよ
時透無一郎
時透無一郎
……僕があなた連れて来ます?
宇髄天元
宇髄天元
おー、サンキューな時透
扉を開け、メイド喫茶に入る時透。

そして青桐に話し掛けた。
時透無一郎
時透無一郎
……あなた、少し話があるから来てくれない?
あなた

え? あー、良いけど……

不死川実弥
不死川実弥
………ギロッ
宇髄天元
宇髄天元
!?
やべ、バレてた? 大丈夫か……?
不死川実弥
不死川実弥
(…今、一瞬……宇随が居た気が……)
****
あなた

……あの、ここって体育館のステージ裏ですよね…何するつもりなんですか、先生方が揃いも揃って……

思わず、身構えてしまう。

…てか、何でおはぎは呼ばれてないんだ?

カナエさんもいないし。



……やっぱ警戒を…
宇髄天元
宇髄天元
何でそんな身構えてんだ……なぁ青桐。俺らが演劇やることは知ってるよな。
あなた

……? はい…

宇髄天元
宇髄天元
実は、白雪姫役の胡蝶が今日、来てなくてよ。
あなた

………え?

胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
だから、あなたさんに白雪姫を演じて欲しいという訳です。
あなた

……は!?!?

いやまって、急すぎない??

台本とか全くわからんし、しかも主役。




………無理無理無理無理。えぇ……えぇ。
宇髄天元
宇髄天元
いや、ホント頼む。何か奢ってやるから……不死川が。
あなた

……しょうがないなぁ、やってやりますよ!!なんたってこの青桐、心がお広いですからね!!

時透無一郎
時透無一郎
メイド喫茶のことは、僕から伝えておくよ。だから、本番まで練習してて。
あなた

オーケー、ありがとう無一郎!!

****
宇髄天元
宇髄天元
青桐!! 準備出来たか!?
あなた

おー、着たよ衣装。まぁ、台本も大体覚えた!!

不死川実弥
不死川実弥
……は? 青桐、テメェ何でここに……! つーかその衣装……まさかっ…
宇髄天元
宇髄天元
あ、不死川悪ぃなぁ! 言い忘れてたわ!!‪ 青桐が代役な!!
あなた

え、王子っておはぎ……!?!?

不死川実弥
不死川実弥
……もう話の全てが見えたわァ…
(全部コイツらが仕組んでたのか…)
宇髄天元
宇髄天元
さー、始まるぞー白雪姫。
俺もそろそろ舞台出なきゃな
ーーーー
︎︎
宇髄天元
宇髄天元
「コホンッ……昔昔、あるところに──」