さぁさぁさぁ。
きましたよ、午前最後の種目。
午前で…いや、体育祭で一番盛り上がると言っても過言ではない……
柱達による障害物競争!!!
〈障害物〉
くるくるバット(10回)
↓
パン食い
↓
借り人
↓
二人三脚
↓
徒競走
↓
ゴール
……ほう。
くるくるバットからのパン食いって……最早鬼畜だよね。うん。
……借り人か……お題に合った人間を探して、そのまま二人三脚と。
……まぁ、こんだけ人数要るし、私が借し出される(?)ことはないよな。←フラグ
うん。そう信じたい。
そして。
お館様が旗を振り上げる。
それと同時に、一斉に走り出す柱。
そして、ほぼ同時にバットで回り始めた。
0.5秒後くらいに、先生が飛び出した。
いや、はえぇなおい。
宇髄先生も続く。
……次はパン食いかぁ。
あれ、悲鳴嶼さん、あの身長じゃジャンプしなくても……
……あぁ、ほら、狡いよ。突進してったよ。
先生は先生で、一発でパンくわえたよ。
流石だな。
え~と……あぁ、そうだ。
確か、借り人……。
おはぎに腕を掴まれ、引き摺られる。
速い速い速い速いハワイ(?)。
何で? 何で私なんすかぁ!?!?
……フラグ回収完了!! やったね!?(?)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。