第5話

下校
下校時刻。
今、幼馴染みの無一郎と共に、帰路を辿っている。
……否、辿っていた・・
時透無一郎
時透無一郎
……ドンマイ、あなた
あなた

何でっ……

私の肩には、大きな手。


後ろから、凄い殺気を感じる。
あなた

何で居るんだよスケベ川ァァァ!!

不死川実弥
不死川実弥
放課後職員室来いっつっただろォが青桐ィィ!!
あなた

嫌だっ、絶対に行かねェ!! この後、色んな人にお菓子貰いに回るんだから!!

不死川実弥
不死川実弥
今はハロウィーンじゃねぇんだよ季節感考えろォォ!! 馬鹿なのかテメェはァ!!
あなた

馬鹿ですが何かァァっ!?!? というか胸筋見せたがり先生には言われたくないですぅぅ!!!

不死川実弥
不死川実弥
だぁれが胸筋見せたがり先生だこんのアホ桐ィィ!! いいから来いィ!!
あなた

あ゙あ゙あ゙嫌だぁァァ助けて無一郎ォォ

時透無一郎
時透無一郎
……
あなた

その死んだ目は何ィ!? やめて!? 私のガラスのハートがっ……!!

時透無一郎
時透無一郎
……あなたは鋼のハートでしょ、何言ってるの
あなた

うわぁぁお菓子貰いに回るのは先生から逃れる口実だったんですぅぅ!!

不死川実弥
不死川実弥
だったらもっと良い口実あったろ何でそれをチョイスしたんだアホかぁァァ!!
そうやって長い間言い合いを続けていたら、段々暗くなってきた。
無一郎はとっくのとうに帰ってしまったし。
あーもう、帰ったらおかーさまに怒られるじゃん……クソッ
不死川実弥
不死川実弥
はぁ……もういいわァ、暗くなってきたしなァ。今日は見逃してやらァ
あなた

……え、マジで? はは、フハハッ!! やったぁざまぁみろスケベ川

不死川実弥
不死川実弥
シバくぞ
というわけで、帰らせてくれるらしい。



やったぁ。



そう思い、背を向けて帰ろうとした時。
不死川実弥
不死川実弥
待て……送ってく
あなた

……え?

思いもよらぬ言葉が後ろから飛んできたと思えば、先生が私の横を歩き始めた。
不死川実弥
不死川実弥
……おい、何してる。早く行くぞォ
あなた

……だっ、

不死川実弥
不死川実弥
……だ?
あなた

誰だテメェっ!!?

不死川実弥
不死川実弥
あ゙?! 不死川実弥だァ、テメェの担任のォォ!!
あなた

う、嘘だ……あのスケベ川が……生徒を送っていくだなんて……

不死川実弥
不死川実弥
テメェ俺を何だと思ってやがる
あなた

え、喋るおはぎ?

不死川実弥
不死川実弥
青桐ィィ!!
その後、言い合いしながら家に帰ってたら、近所迷惑だって近所の人に怒られた。
不死川先生だけ、怒られてた。ふっ、ざまあみろ。
……謝罪をし終えたあと、すんげぇ形相で睨まれたけど気のせいだろう。アハハ。