第8話

体調がよろしくない
あなた

っ……

朝のHR。
急に寒気を感じた。



昨日パピコ10本食べたのがいけなかったのか?
だから腹を壊したのか?
不死川実弥
不死川実弥
……? おい、青桐。なんか顔色悪くねぇか……?
まっ、まずい!!



おはぎに心配されるなんて一生の不覚ッッッ!!
……なんとか、誤魔化そう…。
あなた

い゙いえ、大丈夫です。何ともありません。

不死川実弥
不死川実弥
最初、明らかに顔歪めたよなァ?
誤魔化せ、誤魔化すんだ、私!!
浮気してる最低な男になりきって上手く先生を誤魔化すんだっ!!!
あなた

わ、私は大丈夫ですから。早く授業始めてください……。

不死川実弥
不死川実弥
……
不死川実弥
不死川実弥
顔色がわりィ、声が震えてる。んな奴のどこが大丈夫なんだァ?
あなた

私は、本当にっ……

不死川実弥
不死川実弥
それに、いつもの煽りが一切ねェ。……保健室行ってこい
あなた

……おはぎが…良い奴……振りやがって……

不死川実弥
不死川実弥
……テメェらはこのプリントやって待ってろ。俺ァこいつを保健室に運ぶ
あなた

え? ちょ、ちょっと!?

先生がこちらへ近づいてきたかと思うと、
不死川実弥
不死川実弥
ん。
と言ってしゃがみこんだ。
……おぶられろ、ということだろうか。



正直、腹も限界に近い。


ここは、素直に甘えるとしよう。くそっ。
****
時透無一郎
時透無一郎
……なんなの、不死川先生あいつ
****
あなた

……。

私が黙り込んでいると、先生が煽るかのように、
不死川実弥
不死川実弥
青桐、テメェ照れてんのかァ?
史上最大の屈辱感。敗北感。
あなた

て、照れてなんかないっ!! とうとう本性を現したな、スケベ川おはぎ!!!

不死川実弥
不死川実弥
あー、ハイハイそーですかァ。
そう言って、ケタケタと笑う先生。
いつもだったら、お決まりの「あ゙ぁ!?」をキメてブチ切れてる筈なのに。
あなた

スケベッッ!! 変態!!! 腐ったおはぎ!!!

不死川実弥
不死川実弥
なぁに言い返せないからって話反らしてんだよォ? そう気にするねぇだろォ? なァ?
あなた

いい加減にしないと首締めますよ

不死川実弥
不死川実弥
さらっととんでもねぇこと言うな
****
不死川実弥
不死川実弥
……っと。着いたぞ、保健室。痛みが引くまで休んどけ。
あなた

……ありがとう、ございます……スケベ川

不死川実弥
不死川実弥
首締めんぞ
あなた

さーせん

そんなやり取りをした後、青桐は保健室へ入っていった。
……そんなことは置いといて。
不死川実弥
不死川実弥
……宇髄、テメェ何の用だァ?
宇髄天元
宇髄天元
おっと、バレてたかー。……ちょっと疑問に思ってよ。
宇髄天元
宇髄天元
アイツのこと、クラスの生徒に頼めば良かったのに、何でお前が運んでたのかなぁって。
俺は、冨岡ほど気持ち悪ぃ顔でニヤニヤしながらそんなことを言ってくる宇髄に、
不死川実弥
不死川実弥
……るせぇ
としか返せなかった。
宇髄天元
宇髄天元
……なるほどなぁ~?
と、ニヤけながらこちらを見ている宇髄に対し……俺は。
不死川実弥
不死川実弥
……別に…手ェ出そうなんざ思っちゃいねぇよ
そう言い残して、教室へ戻った。