第66話

白雪姫(?) ー其ノ弐ー
不死川実弥
不死川実弥
……誰だお前らァ
時透無一郎
時透無一郎
…貴方こそ誰ですか。
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
こんな森の奥に何の用だ!!
不死川実弥
不死川実弥
……俺は、隣国の王子だ。森で迷っちまったから…1晩、泊まらせてくれねぇかァ
 そうして、1人の王子は4人の小人の家に1晩泊まることになった。

…次の日の、朝。
不死川実弥
不死川実弥
……山にでも行ってみるかァ…
その王子は、ふと山に行って。


──ガラスの棺を、見つけた。
****
……そろそろだ。

そろそろ、あのシーンが来る。
…白雪姫と王子のキスシーン。
段々と実感してきて、ステージの上だってのに顔に熱が集まる。

あぁ、冷や汗がダラダラと流れて止まらねぇ。
……そんな時。
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
…不死川。良ければ使ってくれ
不死川実弥
不死川実弥
!? ……あ、あァ……
煉獄から渡された、1枚のタオル。

…こいつ、小声で話せたのかよ。
ふと我に返ると、劇は順調に進んでいた。
****
 近付いてみると、ガラスの棺の中には……派手に美しい1人の少女が横たわっている。

王子は暫く見惚れていたが、ハッと我に返ると、4人の小人にこう言った。
不死川実弥
不死川実弥
…テメェらの欲しいモンは、なんだって用意する。…だから、このガラスの棺を俺にくれねぇか
 けれど小人達は、地味に静かに首を横に振る。
時透無一郎
時透無一郎
たとえ世界中の金銀財宝を戴いたとしても……この少女だけは、譲れない
不死川実弥
不死川実弥
確かにそうだァ。……この女は、どんな金にも宝にも代えることは出来ねぇ。……けど
不死川実弥
不死川実弥
俺ァコイツに…惚れちまったァ。青桐シラユキヒメに恋しちまったんだァ。……もう、コイツ無しじゃァ俺は生きて行けねェ
不死川実弥
不死川実弥
…俺は生きてる間……いや、死んだとしてもコイツを敬い続ける。だから、青桐シラユキヒメを俺に譲ってくれねぇかァ…?
 王子は小人達に何度も頼み込んだが、小人達は首を横に振るばかり。
時透無一郎
時透無一郎
……貴方みたいな物騒な人には、譲れない
煉獄杏寿郎
煉獄杏寿郎
白雪姫(青桐)への想いは充分伝わったが…!! こればかりは譲ることは出来ん!!
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
私達も、貴方と同じくらい……この子を大切に思ってるの。簡単には譲れないわ…。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
だそうだ。じゃあな、さっさと氏ねゴミカス
不死川実弥
不死川実弥
ビキィッッ…
不死川実弥
不死川実弥
…じゃあせめて別れの口付けさせろォ
時透無一郎
時透無一郎
却下
伊黒小芭内
伊黒小芭内
却下
不死川実弥
不死川実弥
テメェらに了承取る気なんてさらさらねぇよ
****                       ちょっと原作から逸れてる☆((殴殴殴
あぁ、遂に来てしまった、この時が。

……落ち着け、平常心だ平常心……。
……そうだ、相手はただのガキだ…す、好きなやつなんかじゃねぇ……
…ああぁぁ、ただのガキだって言い聞かせてんのに何で心臓の音が止まらねぇんだ。
……鼓動がはえぇ。
緊張で目が回る。
…つーかファーストキスが全校生徒の前とかふざけんなよ……馬鹿じゃねぇのか。

…はぁ。
不死川実弥
不死川実弥
スゥーーー……ハァァーーー…………
不死川実弥
不死川実弥
…あなた。覚悟、しろよ。
あなた

っ!!

そうして俺は、青桐に。


………静かに。



……ゆっくりと。










──唇を、重ねた。
****
我妻善逸
我妻善逸
(ぎぃやああぁぁああぁぁ妬ましい妬ましい妬ましい)
竈門炭治郎
竈門炭治郎
(凄いな……こんな大勢の前で)
不死川玄弥
不死川玄弥
(……モヤモヤする…兄ちゃん、狡い)
MOBモブ
キャァァーーーーー!!
MOBモブ
ヒュゥヒュゥーーー!!
バッッ
不死川実弥
不死川実弥
っ…///←すぐに青桐から離れた
あなた

っ!!///

あなた

(えっと今何が起きたんだなんか一瞬柔らかいものがああああ何も考えるな考えるな落ち着け心を落ち着かせろ、深呼吸だ)

あなた

(……あ、そうだ演じなきゃ…白雪姫)←完全に忘れてた

あなた

……ぐっ、ゲホッ、ゴホッ!!

 白雪姫の喉につっかえていた毒林檎の欠片は…王子とのキスの弾みで吐き出すことに成功し、白雪姫は息を吹き返した。
あなた

わ、わわ私は…ど、どこにいるのかしららっ……?!

不死川実弥
不死川実弥
……。
(…青桐、動揺しすぎだァ阿呆ォ…)
 …不思議そうに辺りを見回す白雪姫に、王子は大喜びでこう言った。
不死川実弥
不死川実弥
青桐シラユキヒメ。テメェは今…俺の傍にいる。
パシッッ←青桐の手を取る(台本にない)
…あー、それからスマブラ・・・・王子は問題児・・・白雪姫に今までの事を全て聞かせた。
不死川実弥
不死川実弥
テメェのことは俺が一生守ってやる。何がなんでも、絶対に守り抜く。……だから俺の城に来て…俺の嫁になれ。
ブッ…‪w‪w(やっべ、笑う所じゃねぇのに…‪w)

…白雪姫が小人達の方を見ると、嬉し涙を流しながら渋々顔を縦に振っている。

白雪姫は王子にコクリと頷いて。
あなた

はい……貴方となら、どこまでも着いて行きますっ…ポロポロ

不死川実弥
不死川実弥
っ!? だ、大丈夫か…?←台本にない、もう本能で動いてる
あなた

…はい!!((ニコッ

 白雪姫は握った手を強く握りしめ、笑顔でそう答えた。

こうして白雪姫は王子の国へ行き、世界中の王子や王女を招いて、ド派手な結婚式を開くことに。

…だが、白雪姫を殺そうとしたあの女王もまた……その結婚式に招かれていた。
 女王は、美しい花嫁が白雪姫だということをまだ知らない。

そんな時に、鏡にこう尋ねた。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
鏡よ鏡。この結婚式に招かれた女王の中で、最も美しい女王は誰?
冨岡義勇
冨岡義勇
…貴女が、最も美しい女王…だが……
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
…だが?
冨岡義勇
冨岡義勇
……この結婚式で新たに女王となる方が、世界で最も美しい女王になるだろう…。お前なんかより千倍も美しい
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
っ…!! ふざけないでっ!!
バリーンッッ
冨岡義勇
冨岡義勇
うわあ
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
(演技下手過ぎです冨岡先生)
 とうとう怒りがピークに達した女王は、魔法の鏡を割ってしまった。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
……フッ、まぁいいです。本当に私よりも美しい女王ならば……殺して差しあげましょう。
 そうして女王は招かれた御殿へと入り……その花嫁が、白雪姫だということを知った。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
…そ、そんな……白雪姫…何で、生きてるのっ………!!
 女王が暫く立ちすくんでいると、その周りを王子の屈強な家来達が取り囲んだ。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
っ…殺され……
不死川実弥
不死川実弥
……テメェがやってきた事は許されない。俺が許さねぇ。お前は、一生償わなければなんねぇんだ。……だが
不死川実弥
不死川実弥
心優しい俺の花嫁は、そんなこと望んでねぇみたいだからよ。…即刻去れ。後、覚えておけよォ?
不死川実弥
不死川実弥
もしまた、アイツに手ェ出したら……俺は容赦なくお前をぶっ殺しに行く。……さ、早く消えろォ
 女王は王子の言葉を聞き、すぐに自分の国へ帰って行った。

それから世界一美しい女王ではなくなった女王は、一気に老け込み、老婆に化けた時のような醜い姿になってしまったのだとか。
ーーーー
宇髄天元
宇髄天元
いっやぁ、お疲れさん不死川ぁ!! あのキスシーン本当に熱々だっt
バキィッッ
不死川実弥
不死川実弥
……テメェの首へし折ってやろうかァ…
あなた

おはぎに王子って合うんですねぇ

不死川実弥
不死川実弥
テメ………喋んな……←顔見ただけで思い出してしまった数学教師
あなた

へっ…?!///←つられた

宇髄天元
宇髄天元
ブフッッ‪w‪wお顔が赤いですよー、不死川ちゃn
ドカァァッッ
宇髄天元
宇髄天元
え、待って今のは流石に痛い
不死川実弥
不死川実弥
そのまま死ねェ……
あなた

あ、そ、そうだ先生!! 何か奢ってくれるんですよね!!!

不死川実弥
不死川実弥
は? …チッ、宇随テメェ………
宇髄天元
宇髄天元
なーんのことだかぁ??
不死川実弥
不死川実弥
はぁ~……青桐、今日は無理だァ
あなた

…え、何でですか?

不死川実弥
不死川実弥
…それァ、その……(さっきのキスのせいで変に意識しちまうんだよォ……)
あなた

……し、不死川先生。顔赤……

不死川実弥
不死川実弥
っ!!
不死川実弥
不死川実弥
……見んなァ…
口元を覆い、視線を逸らす不死川先生。

……いつもの覇気がない。
あなた

…ちぇっ、不死川先生と・・・・・・店まわりたかったのに……

不死川実弥
不死川実弥
ピクッ
不死川実弥
不死川実弥
はぁぁ~~~~~……
不死川実弥
不死川実弥
あーーーーーーーー……
あなた

ど、どうしたんですか不死川先s…え?

パシッッ
不死川実弥
不死川実弥
………行くぞォ
あなた

え!? え、あ、ハイ!!??