第31話

数学の授業
あなた

あー、やっぱ最近暑くなってきたなぁ

そんなことを1人、呟く。

私は、数学の授業から抜け出し、屋上へ来ていた。
まぁ、所謂サボりってやつだ。
あなた

…ん?

コツ…コツ…と。

階段の方から、足音がする。


一応隠れるか。
そう思って、隠れようとした瞬間、
バァァンッッ!!
…と、凄い音を立てて扉が開いた。
あなた

あっ……

不死川実弥
不死川実弥
…テメェがサボる時大体ここに居るからなァ。………早く戻れぇ
あなた

ふっ、そう簡単に戻るとでもぉ!? 数学なんてやってられな…いいぃぃぃ!?!?

わぁ怖い。


なんか、拳が飛んで来たよぉ。


もう少しでスマブラされる所だった。
不死川実弥
不死川実弥
3秒で選べェェ……俺に殺されるか授業に戻るかァ…
あなた

どっちも嫌なんで逃げるという選択肢を選びますねぇえぇぇぇぇぇ!!!

そうやって、狭い屋上で逃げ回ること10分。
あぁ、柵の方へ追い詰められてしまった。
あなた

スケベ川ァ!! これで諦める気になったかぁ!?!?

柵の向こう側へ立つ。

おーおー、流石のスケベ川も目見開いてんな。
不死川実弥
不死川実弥
テメッ…!! 何してんだァ!!!
あなた

先生。私を追うのを諦めてくれたら、そちら側へ戻ってあげましょう。…さぁ、どーします?

…その時。
強い風が吹いて。
…体勢を崩した。
あなた

あっ…?

…あれ、もしかして私…。







………死ぬ?
あなた

しな、ずがわ…せんせっ……

ガシィッッ
不死川実弥
不死川実弥
………
不死川実弥
不死川実弥
…馬鹿野郎が
あなた

っ……

…先生の声は、怒りや安堵…色々な感情が混ざっているように思えた。
…私は。
ここまで辛そうな顔をしている先生を、今までに見たことがなかった。
不死川実弥
不死川実弥
……今日の授業、出なくてもいい。保健室で休んどけェ
あなた

……はい

あなた

…えっと

不死川実弥
不死川実弥
もう二度とこんな真似すんじゃねェ。
あなた

…ごめんなさい。それと、ありがとうございます。不死川先生。

あなた

…いや、おはぎ先生。

不死川実弥
不死川実弥
テメェやっぱ授業戻るかァ?
あなた

遠慮しときますね不死川先生!!!