第13話

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2020/04/15 08:07
山名side
そして、仕事終わり。

あなたの家に向かった。
アキナ・山名
おじゃましまーす
あなた
どーぞ
家に行くと、エプロンをつけたあなたがおった。


あぁあ…エプロンつけたあなた可愛い…。

あなた
ご飯作るから、テレビでも見てて
アキナ・山名
うん

そう言ってテレビをつけると、あなたが映っとった。


あ、録画してきたやつやん。


その番組を見とると、なんか…あなたが珍しく大笑いしとった。


番組で大笑いするとか珍しいんやけど。

しかも、この俳優さんとめっちゃ仲良さげやし。

…嫉妬する…。

俺はあなたの元に向かった。
あなた
どしたん…って、抱きつかんといてくれる?
あなた
危ないんやけど
あなたの後ろから抱きつく。
アキナ・山名
なんであんな大笑いしとったん
あなた
え?
アキナ・山名
あの俳優と仲良いん
あなた
何言ってんねん
あなた
とりあえず離して。ご飯作れへん

たまにこうやって不安になる。

あなたは、同期やけど童顔やから若く見えるし、可愛いし。

ほんまに俺でええんかなってなる。
アキナ・山名
あなたは俺のことほんまに好き…?
アキナ・山名
俺のどこが好きなん…?

そう聞くと、手を止めて振り返るあなた。
あなた
ふみの、お茶目なとことか、全力で笑わせに来てくれるとことか
あなた
お笑いには真っすぐで、たまに真剣な顔するとことか
あなた
色んな人に優しいとことか、笑顔が可愛いとことか
あなた
好きなとこなんていっぱいあり過ぎんねん

そう言って、真っすぐ見つめてくれる。


あぁもう、やばいわ。
あなた
ちょっ、ふみっ?
アキナ・山名
あなたが可愛い過ぎるんが悪い

そのまま、あなたを抱えて寝室に直行する。

あなた
えっ、ご飯は…
アキナ・山名
あとで食べる
アキナ・山名
やから、今は

あなたを可愛がる時間や
あなた
ちょっ…

何か言いかけたあなたの唇を自分の唇で塞ぐ。
あなた
んっ

久しぶりのキスは、甘くて…理性がやばかった。
あなた
ふみっ

俺を呼ぶ声が可愛すぎて、止められへん。
あなた
んんっ
部屋に響くリップ音に、一度理性を取り戻す。
あなた
ふみっ…もっかい

そんなん言うから止められへんねん。
アキナ・山名
もうどうなっても知らんで

俺の彼女は、ツン多めやけどたまにくるデレが可愛い過ぎます。


























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