第41話

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2020/08/11 08:50

山名side


和牛・川西
俺はあなたちゃんからしてその人に当てはまる?
アキナ・山名
あなた
えっ…



賢ちゃん、完璧にあなたのこと好きやん。


あなた
えっと…
あなた
川西さんといていつも楽しい、です…


顔を赤らめて、そう言うあなた。


あなたも賢ちゃんのこと好きなん…?


前に言っとった"ふみが1番好き"って言うのは嘘やったん?







1人で会話を聞きながら、考えていると

いつの間にか立ち上がっていた。


アインシュタイン・河井
どないしたん、山名…


ゆずるが何か言ったけど、耳に入ってこぉへんかった。
アキナ・山名
あなた、いつもみたいに"ふみ"って呼んで
あなた
えっ?
アキナ・山名
もう一回俺が1番好きって言って
あなた
ちょ、どないしたんよ…



あなたが少し慌てたように言う。


あなたの隣のゆずるも、俺の隣に座っとる賢ちゃんも

頭にハテナを浮かべとる。


アキナ・山名
俺ら、ただの幼馴染なん?
アキナ・山名
俺は違う
アキナ・山名
ずっと前から好きや
あなた
っ…!
アキナ・山名
あなたは…あなたの好きな人は賢ちゃんなん?
アキナ・山名
それともゆずる?


それとも…なんて期待してしまう自分がおる。


あなた
私だって…
あなた
私だって、ふみが1番好きや


立っていた俺に、上目遣いで言うあなた。



力が抜けて、ソファに座る。


アキナ・山名
じゃあ、俺と付き合ってください
あなた
はいっ…!



すると、この一連を見ていた2人は


すぐさま口を開いた。
アインシュタイン・河井
えっ、2人は幼馴染なん?
和牛・川西
それで両想い?
アキナ・山名
そう、やな


そう答えると
アインシュタイン・河井
はぁ…なんやあなたちゃんのこと好きやったのに
和牛・川西
俺もや


やっぱりか。


アキナ・山名
あなたは俺のやから


そう2人に釘を打つと、あなたは顔を赤らめとった。


















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