第52話

鈍感〈アインシュタインさん〉
1,432
2020/12/31 08:31


今年も、もう終わりですね…!



書き納め?として、今年最後の小説はアインシュタインさんにしました!



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河井side


あなた
あ、ゆずるさんおはようございます!
アインシュタイン・河井
おぉ、おはよう
あなた
稲田さん見てません?
アインシュタイン・河井
見てへんなぁ
あなた
ありがとうございます


そう言って、走ってく後輩のあなた。
本人は気づいてへんのやろうけど、俺らと会うたびに稲田を探しとる。


アインシュタイン・河井
久しぶりに会ったのに、
俺へはそれだけか



そんな事を思っていると、足音がした。

アインシュタイン・稲田
ゆずるさん、おはようございます
アインシュタイン・河井
あれ、あなたと会わへんかった?
アインシュタイン・稲田
あなた?会ってないですね


あなたどこまで行ったんや。

あなた
稲田さぁん!
アインシュタイン・稲田
うぉっ、あなた?


もの凄い勢いで俺らの楽屋に入ってきたあなた。


あなた
めっちゃ探したんですからね?
アインシュタイン・稲田
ごめん笑
アインシュタイン・稲田
で、どないしたん?


眩しいくらいの笑顔で、稲田と話とる。


二人は趣味も合うらしい。


アインシュタイン・稲田
あ、ちょっと電話してくるな

稲田が楽屋を出たタイミングを見計らって、あなたに話しかける。


アインシュタイン・河井
稲田とどっか飲みに行くん?
あなた
はい!稲田さんが好きそうなお店見つけて


俺はあなたから誘われたことないのに。


てか、俺が誘っても来る確率半分なのに。


アインシュタイン・河井
俺とは行ってくれへんの?
あなた
えっ、あ、えと…


あたふたするあなたを見て、ニヤけが止まらん。


アインシュタイン・河井
ごめんごめん笑
アインシュタイン・河井
稲田とばっかり仲良うするから妬いてん


そう言ってあなたを見つめると、みるみる顔が赤くなってく。



アインシュタイン・稲田
あなたちゃん、この日でいい?


電話から稲田が帰ってきて、慌てたように顔を冷まそうとしとる。


あなた
は、はい。じゃあ、また連絡しますね


あなたはそのまま楽屋を出た。


アインシュタイン・河井
なぁ、
アインシュタイン・稲田
はい?
アインシュタイン・河井
稲田はあなたのことどう思っとる?
アインシュタイン・稲田
え〜、急にどうしたんですか?
アインシュタイン・稲田
まぁ可愛い妹みたいな感じですかねぇ


そう言いながら、あなたが出てったドアを見つめる。



稲田、その顔は妹みたいに思っとる奴にする顔ちゃうで。



そんな愛おしそうに見るんは…。



アインシュタイン・河井
俺も意識してもらわんとな


鈍感な稲田が、ほんまの気持ちに気づく前に。



鈍感なあなたに意識してもらわな。










完(?)


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主人公が稲ちゃんのこと好きなお話がなかなかないので、書いてみました!笑


どうでしょうか?笑


来年は、リクエストばんばんやっていきます!

今年、あんまり更新できんかったので……



てことで、来年も宜しくお願い致します。


みなさん、良いお年を!


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