ある日の休日……
わたしは、ころちゃんとお出かけに行く事に。
ん?ころちゃんの様子がおかしい……
顔もなんだか赤い気が……
ころちゃんがニコッと笑った。
なんか、無理に笑ってるように見えるなぁ……
私は気のせいと思い、そのままころちゃんに着いて行った。
着いた先は近所の大きなショッピングモール。
私の買い物について来てくれたのだ。
それだけでも嬉しいなぁ。
パタッ
ころちゃんが私に倒れかかってきた。
私はころちゃんのおでこを触ってみた。
熱い!!
すごい熱がある!!
と、とにかくころちゃん家へ!
あ!!でもころちゃんの家には今誰もいない……
苦しそう……
よし、うちへ連れて行こう!
私はころちゃんを背負って、自分の家へ向かった。
ー家到着ー
流石に男の子背負って行くのはしんどかった……
でも、これもころちゃんのため!!
私はころちゃんを自分のベッドに寝かせた。
ころちゃんは、少し泣きながら言った。
いつものツンデレなころちゃんが、今は弱りきっちゃってる……
ドキッ!!
ころちゃんが涙目で言ってきた。
弱り過ぎている!!
まるで別人だよ!!
ダメだ!!ころちゃんは弱っているのに!!なぜかドキドキしてしまう!!
ー1時間後ー
たしかにさっき言ってましたね……
ころちゃんは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
やっぱりころちゃんらしくないなぁ。
私はころちゃんの手を握った。
ぎゅっ
私はころちゃんに抱きついた。
ころちゃんが私の頭をぽんぽんしてきた。
ころちゃんが顔を真っ赤にして、そっぽを向いて言った。
こうして、わたしには新たなる試練が訪れたとさ。
そして、次の日私は熱を出して一日中寝込んでました……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。