第7話
7話
スンミンside
僕は
本当は
病気である
今までは通院程度で良かった
でも、それは
僕の悪いところは
どんどん悪化していって
僕の身体をどんどん蝕んでいった
高2の夏休み明け
ちょうどあなたが
読書感想文を書いてないことに気づいて
一緒に読み始めた時期の頃から
僕の病気の速度はどんどん進行していった
この世の中にあるのは
不条理なものしかない
僕が届きそうだと思った光にも
届かなくて
来月から僕は
日本の病院で入院して治療してもらうことになった
(ここは韓国という設定です💦)
もう、二度と会えないかもしれない太陽には
知って欲しくなくて
クラスの中ではみんなの天使として生きていた
でも、あの太陽には
どうしても天使になれなかった
あの太陽の前だと
どうしても自分の弱い所を
病気のことを話してしまいそうだった
そのくらいの安心感があった
でも
自分の弱いところをどうしても見せたくなかった
だから
あえて強い感じになった
いつか言ってた
ごめん
本当は違う
本当は
自分のことを
伝えたかった
自分の気持ちを
君への
あなたへの気持ちを
この国を出るのは
明日
最後まで
あなたが本を読む姿を見たかったな