第13話

ep.9
173
2019/07/09 21:32





僕はいつになってもあなたに花を贈り続けた。


学校が終わるとすぐに花屋さんに行ってから、病院へ向かう。


それが今日はいつもと少し違った。




同じクラスのイムに呼び出されたから今から屋上へ向かう。



あぁ、はやくあなたに会いたい。


ガチャ扉の音




ミラン
ミラン
あ、!グクくん!
ミラン
ミラン
来てくれたんだ!嬉しい...!


なんて言って少し頬を赤らめてるけど、かわいいなんて思わない。


他の奴らはイムのことをかわいいとか美人だとか言う。


ブスだとは思わない。でもやっぱりあなたがいちばん可愛い。
jungkook
jungkook
あー、うん、来てって言われたし
jungkook
jungkook
...で?
ミラン
ミラン
...えっ?
jungkook
jungkook
なんの話?早く終わらせてほしいんだけど...
ミラン
ミラン
あっ、ごめんね!
ミラン
ミラン
あの、実は、、、


いいとこでCM入るテレビみたいに焦らそうとしなくていいから、早く言ってほしい

ミラン
ミラン
実は私、グクくんのことが好きなの...!
ミラン
ミラン
もし良かったら、付き合ってもらえない、かな、?
jungkook
jungkook
.....ごめん。無理。
jungkook
jungkook
僕にはあなたがいるから。
ミラン
ミラン
...そう、だよね、
ミラン
ミラン
じゃあ、友達じゃだめかな...?
jungkook
jungkook
.....別にいいけど、
jungkook
jungkook
あなたに勘違いされるようなことだけはしないで

もし、僕とイムが仲良くしてるところをあなたが見てしまったら、あなたを不安にさせるだろう。







でも、「友達だったらいい」なんて言ってしまったのは間違いだったらしい。









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