?「あれ、お嬢ちゃん、こーんな物騒なところ来たらダメだよ〜?」
…うざ、何こいつ。
っていうのがこの人の第一印象。
今ではよく使える男。((
…うそうそ、優しくて仲間思いなクサいやつ?笑笑((
とにかくイイヤツだとおもうよ?
その男の正体は___
「村山〜」
村山「あー?」
そう、鬼邪高校の頭、村山良樹。
村山「なんだよー」
「なんでもないよー」
なんだよー、と言いながら私の頭をわしゃわしゃ撫でる良樹。
…呼び方が違うって?
簡単だよ。
自分の中で呼ぶ時は良樹、良樹の名前を口に出す常に村山。
ただそれだけ。
だって照れんじゃん。((
村山「あなたー、」
「んー?」
まさかの私の真似?((
村山「眠たいから屋上いこー」
あ、違った。
「はいはい、」
ちょっと眠かったからちょうどよかった。
ん?
これでよかったの?
「…」
村山「あ?…なんもしねぇよ?」
「…」
村山「何もしねえって笑笑 それか何かシてほしい?」
「早く行くよ」
村山「ふは、笑笑 はいはい笑笑」
ガチャ
ここには良樹専用の居眠りソファーがある。
よくあるような黒くて2人座れるようなやつ。
…つか地味に手ぇ繋がれてんだけど。
まあいいや。
村山「はぁー、」
良樹がベッドへダーイブ。
むくっと起き上がりながらポンポンとソファーを叩いた。
…ここ座れってこと?
はぁ…
「はいはい」
フワッ
意外と柔らかいんだよね、このソファー。
村山「ああ、眠た…」
寝るまでここにいればいっか。
まあそんな感じに考えてたけどやっぱり睡魔には勝てなかった。((え
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!