第102話

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2018/06/20 16:08
叩いてるドアの方から声がする
ニノ
・・っ あなた!開けて!
(あなた)
(あなた)
・・・和兄?和兄なの?
ニノ
そーだよ
あなたドア開けて
(あなた)
(あなた)
うん 
ガチャ
ニノ
よかったー 
今日に限って鍵忘れたからさ笑
あなたが起きてなかったらどうしようと思った
インターホン壊れてるし
(あなた)
(あなた)
和兄のバカっ(ニノに抱きつく)
ニノ
えっどーした?(身体震えてるし)
(あなた)
(あなた)
怖かったんだから・・・
ニノ
ごめんごめん
(あなた)
(あなた)
和兄、家帰って来たのって今なの?
ニノ
そーだけど?鍵ないことに気づいてすぐにドア叩いたけど笑
(あなた)
(あなた)
(じゃあ、あの足音は和兄じゃないの?
足音の人は帰る方向と歩くスピードがたまたま一緒だっただけだよね?うん きっとそう・・・
ニノ
あなた?なんかあった?
(あなた)
(あなた)
(私の勘違いかもしれない・・・
それに和兄達に迷惑をかけるわけにはいかない
遅くまで仕事で疲れてるみんなにそんな根拠もない相談出来ないよ・・・)
(あなた)
(あなた)
ううん 何にもないよ!
ニノ
そっか
この時に打ち明けていればあんなことにはならなかったのに・・・

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