第2話

罰ゲームの告白で
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2021/03/07 08:00
あなたside
クラスメイト
クラスメイト
あなた、罰ゲームね!
(なまえ)
あなた
ええっ…!?
ううっ……最悪だ…!!

私は、トランプで負けて、罰ゲームをしなければならなくなった。
クラスメイト
クラスメイト
罰ゲームは、レイ君に告白ね!
(なまえ)
あなた
えええっ…!?
クラスメイトのレイ君は、いつも教室の端で難しそうな題名の本を読んでいる。

彼は、成績がいつも上位な上に、運動神経もいい…いわゆる“天才”なのだ。
(なまえ)
あなた
そんなのムリ!!
そしてレイ君は、私の初恋相手でもある……

だから、告白なんて無理に等しい。


なんて考えていると……
クラスメイト
クラスメイト
罰ゲームだから、絶対だよー!
友達にドンッと背中を押されて、レイ君の前に押された。


机で本を読んでいた彼は、驚いたように私を見た。
レイ
レイ
あなたの名字……?
レイ
レイ
どうかした?
(なまえ)
あなた
あ……あの……
私は、顔が真っ赤になるのを感じた。

ハーッと深呼吸して、言った。
(なまえ)
あなた
……好きです!!
(なまえ)
あなた
付き合って下さい!
レイ
レイ
………
レイ君は、驚いたような困ったような顔をした。

それから………
レイ
レイ
いいよ。
と言った。
(なまえ)
あなた
えええっ……!?!?
………嘘!?

私が口をパクパクさせていると………
彼は、席を立って私を見た。
レイ
レイ
あなたの名字は、俺の初めての彼女だな。
レイ
レイ
よろしく。
(なまえ)
あなた
……よ…ろしく。
私は、夢見心地で頷いた。

つづく…

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