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第6話

練習
72
2020/10/10 09:00
璃紅side
──リビング
璃紅
璃紅
ふぅ、ご馳走様
勇輝
勇輝
結局3杯食べたな
璃紅
璃紅
食べすぎたけどそれくらい美味しかった
勇輝
勇輝
じゃあ風呂入るか?
璃紅
璃紅
うん、あ…
勇輝
勇輝
璃紅
璃紅
あとでギターどのくらい出来るか確認するから、僕が上がったら軽くテストね
勇輝
勇輝
えっ!?い、いきなり!?
璃紅
璃紅
どのくらい出来るか分かってなきゃ練習も出来ないじゃん、だから今出来る範囲でいいよ
勇輝
勇輝
わ……かった………
璃紅
璃紅
じゃあお風呂借りるね〜
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
凛桜side
──お風呂場
よっし、作戦成功
これでゆっくり湯船浸かれるわ
メイク落ちるけど多分平気でしょ
ウィッグだけしっかりやってれば問題なし
         ジャー
凛桜
凛桜
ん〜サッパリする〜
さて、泡流したし湯船浸かろ〜
私は湯船に入った
あ、あとで澪に連絡しなきゃ
どうせ心配性なんだから今も不安がってんでしょ
いや〜私ってなんていい姉なんだ
まぁ弟大好き過ぎるのもどうかと思うけどねぇ……
………今のは絶対言葉にはしないでおこ














       トントン
凛桜
凛桜
ビクッ    パシャッ!
急に来た音にびっくりして湯船を叩いた
勇輝
勇輝
璃紅?使い勝手とか大丈夫?
なっ……な…………なんで来るの!?
凛桜
凛桜
だ、大丈夫ー…ちゃんと使えてるよー
勇輝
勇輝
そっか、ごめんゆっくりしてるとこ
凛桜
凛桜
・・・
あ、危なっ!
入って来なかったから良かったけど……
ウィッグ堂々と置いてあるんですけど!?
気づかなかったとか…?
そのワンチャンに賭けるしかない……
そのあと、私は全然ゆっくりなど出来ず
水を浴びて気合いを入れた
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璃紅side
──リビング
璃紅
璃紅
上がった……よ……
いないし
マジでバレた…?
あーもー早過ぎだろ!
どうしよう……ほんとにまずい……
璃紅
璃紅
ゆ、勇輝〜…?
部屋紹介されてないから勇輝の部屋知らないし……
どこ行ったし……
もうダメだ……絶望しか見えない
それにしてもほんとにどこだし……





















           
璃紅
璃紅
どこだ…?音が一瞬聞こえた……
こっち……かな
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──勇輝の部屋
ここからだ
僕は部屋の前に来た
        ♪〜♪…
言葉は聞き取れないけど歌ってる
勇輝、だよな
………ノック……しよ
凛桜
凛桜
コンコン
僕は満を持してノックをした
え?
全く反応無し?
この状況だとマジでそっち系なんだって思うけど?
……もうやけくそだ!
璃紅
璃紅
ガチャ【開けた】
勇輝
勇輝
えっと……愚かさから……逃げ……出した…
璃紅
璃紅
勇輝
勇輝
痛みに……耐えられない…馬鹿……な男
歌って……くれてる……
勇輝
勇輝
えー………
璃紅
璃紅
赦される日は来るのだろうか?
勇輝
勇輝
…!
璃紅
璃紅
僕には答えられない
璃紅
璃紅
起きて僕を赦してくれないか
璃紅
璃紅
だよ
勇輝
勇輝
璃紅か……なんだ上がってたなら教えてくれればいいのに
璃紅
璃紅
勇輝の部屋知らないし
勇輝
勇輝
そういえばそうだった
璃紅
璃紅
やっぱ見込んだだけあったよ
勇輝
勇輝
え?
璃紅
璃紅
声聞いた時から引き込まれるような声だなって思ったから
勇輝
勇輝
マ、マジで…?
璃紅
璃紅
まぁ……ただ
璃紅
璃紅
歌い方がなってない
勇輝
勇輝
うっ…
璃紅
璃紅
ギターの旋律バラバラ
勇輝
勇輝
うぐ……
璃紅
璃紅
あと姿勢もダメ、それエレキやってる時のやつだから
勇輝
勇輝
そ、そんなグサグサ刺さなくても……
まだ改善点10個くらいあるぞ
これは精神面も根本的に鍛え直さなきゃな
璃紅
璃紅
まず基本姿勢から
そう言って僕は勇輝に近づいた













………この雰囲気…
璃紅
璃紅
ねぇ勇輝
勇輝
勇輝
なに?
璃紅
璃紅
僕のことで気づいたことある?
勇輝
勇輝
気づいたこと?
あー鈍感で良かったー
璃紅
璃紅
なんでもない、じゃあ練習しよ
勇輝
勇輝
よろしくお願いします、璃紅先生
勇輝はニコッとこっちを向きながらそう言った
その顔でこっち見んな(*' ▽'*)
璃紅
璃紅
足組むのは逆、右足
勇輝
勇輝
こっちか
勇輝は左足を下ろし、右足を組み直した
姿勢絶対そのまま真似したから鏡になってんだよね
璃紅
璃紅
あと右手にばっか集中しない、力抜く
勇輝
勇輝
お、おう……
璃紅
璃紅
それで基本の和音弾いてみて
勇輝
勇輝
・・・
          ♪〜















………うん、いい感じ
これなら練習して1ヶ月でステージに立てる
売れたら今の仕事辞められるぞ
〈※あまり楽しいと思ってない様子〉
璃紅
璃紅
明日もこの時間に練習しよう、僕は仕事だし
勇輝
勇輝
ほんとごめんね、疲れてるはずなのに
璃紅
璃紅
いいって
それより気になったんだけど……
璃紅
璃紅
勇輝って生活どうしてたの?見る限り一人暮らしだけど
勇輝
勇輝
あー……恥ずかしながら全部親だよ、おんぶにだっこで
なんだコイツ金持ちか
じゃあなんでバンドなんて目指そうとしたんだろ
……あんま深入りはしないけどさ
璃紅
璃紅
まぁそういうのもいいと思うよ、自分がやりたいって思ったんでしょ?
勇輝
勇輝
うん、歌でみんなを幸せにしたいんだ
へぇ……かっこいいじゃん
気持ちが本気であればあるほど僕も本気になるよ
璃紅
璃紅
今日は終わりにしよう、さすがに眠いや
勇輝
勇輝
お疲れ様、部屋案内するよ
璃紅
璃紅
んー、お願い
僕は部屋に案内されて、そのままベッドに入った
明日は定時くらいに終われるだろうし、今日よりは練習出来るだろうな
そして、明日から仕事と練習の日々から始まるのだった
                〜To Be Continued〜





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リオン
リオン
すみません、主のリオンです
リオン
リオン
スランプ時期が来てしまいました
リオン
リオン
この作品始めたばかりなのですが、暫くお休みさせて頂きます

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