第53話

49時間目
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2021/03/12 14:48

『あ゛~~~~~眠い…』
後ろに倒れ込むと、玄弥がいいタイミングで頭にクッションを敷いてくれた。
『ナイスタイミング…でもこれ寝ちゃうやつ』
玄弥「おま、ここで寝たら明日朝身体痛いぞ」
実弥「もう23:30か…寝るかァ」
そういうと二人は机の上にある教科書たちを片付けていく。
玄弥「ほら、片付けてやったんだから起きろ」
玄弥の私の使ったルーズリーフをまとめてくれてた。


君は私のオカンか??ありがとう玄弥。
『ママじゃん…』
玄弥「誰がママだ(怒)」
実弥「…あなたの名字、どこで寝る?」
「『あ…』」
不死川先生が顎に手を当てて考えている。
何故あんなだるだるのスウェット着てても清潔感があるんだ…!顔か!?顔だ!!
私がそんなことしてたら毛玉って言われて終わるぞ。
そうこうしている内に、気づいたら足元に布団がひかれていた。
『え?仕事はや…ありがとうございます…』
実弥「あなたの名字はベッドで寝ろォ」
『え?いや、流石に泊まりに来て申し訳ないですって!!
私が床で寝ます!』
玄弥「いや、そっちの方が逆に俺達が嫌だ!」
『え!?いやいやいや…私が床で!』
玄弥「いや、俺が床で寝る!」
『私が!』
玄弥「俺が!」
実弥「………」
『いやそこは不死川先生が言うところでしょう』
玄弥「兄ちゃんノリ悪~」
実弥「大人にそんなノリ求めてくんなァ!」
そんな茶番をしてても誰が床で寝るかは、未だに決まらない。
『ハッ…分かった!!!やっぱ私って天才かも……』
実弥「アホ面してどうしたあなたの名字」
玄弥「寝な?」
『不死川兄弟酷い!
…これ、三人で床に一緒に寝れば良くない?』
人差し指を立てて得意気に言うと、二人の目は大きく開かれた。
『え?』
実弥「いや………それはダメだろォ」
玄弥「ウン…」
『え、えー!!!なんで!??寝ましょう!??』
実弥「良くねェ………」
『………じゃあ私が玄弥と二人で寝ます!』
実弥「それもダメだァ」
『じゃあ、私が先生と?』
実弥「……………………ダメだァ」
『三人』
実弥「………それなら……いやでも…」
『もう三人で寝ましょう!!せっかく泊まりに来たのに!!』
私は半ば強引に二人の手を引いて、布団に潜り込む。
『あ、ほら玄弥の部屋広いから余裕ですね!』
玄弥「ウン…ソウダナ…」
『玄弥?顔死んでるよ?』
玄弥「そっとしておいてくれ…」
『あ、布団入ったら眠気が凄い…
せんせ、電気消してください…』
実弥「朝は起こしてやっからちゃんと起きろよォ」
『あ、せんせ』
実弥「なんだァ」
『ごじはん…』
玄弥「え、おれも…」
実弥「わァったから、もう寝ろ二人とも」
「『おやすみなさい…』」
実弥「あァ」

先生が電気を消してくれて、いつの間にか私は眠りに落ちていた。
実弥「(近ェ…寝れるわけねえだろこれ…あ、シャンプーの匂い………って俺の馬鹿野郎!)」
玄弥「スピ~~~」((爆睡))




実弥「ア゛~~~起きれっかな朝…」











⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰



不死川実弥

眠れないよ~~る~~♪
キミのせいだよおおお~~~♪
今回会話多めです💆🏼‍♀️💆🏼‍♀️
色々誤字あったので修正しました🙇🏼‍♀️

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