第55話

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2021/04/19 11:04

『おはよ~~』
 炭治郎「ああ、おはよう!
…何だか眠そうだな(笑)、何かあったのか?」


教室に入って席に着くなり、炭治郎がお母さんみたいな事を聞いてくる。

両隣にカバンがないことを見ると、まだ善逸と伊之助は来ていないみたいだ。

炭治郎は頬杖をついて私をニコニコと見つめている。


『や~今日起きるの早くてさ…
久しぶりにこんなに朝早く学校来たわ~』
炭治郎「(そりゃあ今日は朝帰りだったから早いだろうなあ…)
あなたはいつもギリギリで来るからな(苦笑)
朝、弱いのか?」
『んー…弱い…のかな?(笑)
炭治郎に比べちゃったら私朝弱いかも?
いやだって炭治郎は朝早すぎるもん!比べる相手間違えてるわ!!』
炭治郎「俺は5時起きだぞ!」
善逸「それが朝早いって言うんだよ炭治郎…」


善逸が鞄を机に置きながらゲンナリした顔で椅子に座る。

「ハァ…」とため息までつく善逸は、やけに落ち込んでいる様子だった。


炭治郎「善逸、大丈夫か?ため息ついて…」
『え、善逸クマすごくない?』
善逸「聞いてよ二人とも~~~~!!!
昨日他クラスの人からテストのこと聞いてさ、数学の勉強してたの!!」
『おお…それで何かあったの?』


善逸は机をグーで叩いて、「伊之助がさァ!!」と声を張った。


善逸「夜中にドングリ探すの手伝えとか言ってきて、結局夜中の3時までドングリ探してたんだよお~~~~~」泣
『ど、ドングリ探すのに夜中の3時まで??
それ善逸死ぬやつじゃん…』
善逸「でしょ!?あなたちゃんもそう思うよね??!!
あ~~~~、あのイノシシ風邪引いてくればいいんだ!!!」
炭治郎「まあまあ、落ち着こう善逸…(笑)
そんなこと言ってたらほんとに伊之助が風邪を…」
伊之助「オ゛レ゛、ヨ゛ワ゛ク゛ッ゛テ゛コ゛メ゛ン゛ネ゛…」


いつの間にか音もなく席に着いていた伊之助が、ガラッガラの声で机に突っ伏していた。

珍しくマスクをして、シャツのボタンは閉めてパーカーまで着込んでいる。


『え゛!??伊之助!?いつの間に居たの…!??
(これは明日槍が降ってくるぞ……)』
伊之助「オ゛レ゛、ヨ゛ワ゛イ゛…」
善逸「そりゃまぁ短パン半袖で夜中にドングリ探してるから風邪引くんだよ…馬鹿なの???」
炭治郎「ええっ、今日は気温が低くて風が強い日なのに!?」
善逸「俺はもう完全に着込んで行ったけどね…
来た時は流石に軽装すぎてドン引きしたわ。」
『そりゃ風邪引くわ!!伊之助、早退した方がいいよ』
伊之助「ヤ゛タ゛…」
『ヤダじゃないの!えーっと…とりあえず先生に言った方がいいよね…』





伊黒「おい…嘴平はいるか?」

久しぶりに聞いた声が教室のドアから聞こえてきた。















⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰

こ゛ん゛は゛ん゛わ゛ゆいです🧏🏼‍♀️


更新遅れててすいません!!!
私、風邪を引きました…ので、今回は風邪ネタ!
ネタが全然思いつかなかったので、伊之助に風邪をひかせました笑


今回、少し会話と会話じゃない文(語彙力)の間隔を変えてみました!
少し見やすくなればな~と思ってやってみたのですが、皆さんどうでしょうかね…
何かあればコメントください!🥸

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