第23話

とりあえず
240
2022/05/15 11:54
あなたと話し合った結果、あなた自身が「記憶を取り戻したい」って言ったから、俺はそのサポートを全力ですことにした。
シルク
あなたはねー
この喫茶店でバイトしてたんだよ
シルク
俺が告白したのもここなんだ(*^^*)
あなた

オシャレだねぇ

カランコロン…
店主
おーあなたちゃん!
最近見えなかったけど大丈夫だったの?
シルク
あの…
あなたに代わって事情を説明する。
店主
そうだったんだ…ごめんね何も知らずに
あなた

いえ…

店主
いつでも待ってるからね?
ここにはいっぱい思い出あるはずだから
あなた

はい!

シルク
じゃあカフェオレいいですか?2つ
店主
はーい
シルク
いつもあなたがオーダー
とってくれててさ、その笑顔に
一目惚れしたんだよね(o´罒`o)
あなた

喫茶店のバイトってなんかいいね

シルク
うん、めっちゃ似合ってた
あなた

また始めたい…

店主
全然ウェルカムだよ?
あなた

考えておきます

その後は、できるだけ記憶を失った日から近いところに行こうということで、海に行った。
あなた

綺麗…

シルク
ここ、おいで?
あの日に座ったベンチに誘う。
まだ同じベンチは早いかなと思ったけどあの日のとおりにやってみたかった。
あなた

いい席だね、そこ

シルク
でしょ?めっちゃ綺麗だよ
控えめに、間を開けて座ったあなた、なんだか元気がない。
シルク
どうしたの?疲れた?
あなた

いや、私の記憶はないのにみんなの記憶に
あるってなんか申し訳なくて…

あなた

みんな残念そうな顔するけど
いくら考えても分からないから…

シルク
そっか…でもそれだけあなたが
大事に思われてたってことだよ?
あなた

うーん…

シルク
大丈夫。すぐ思い出すよ
頑張りすぎたら逆にしんどいよ?
あなた

うん、ありがと(*^^*)

あなた

なんでシルクってこんなに
安心するんだろ…( *´꒳`* )

シルク
なんでだろうね( *´꒳`* )
その言葉が聞けただけで、俺は嬉しかった。

そりゃあ、あなたの記憶に残ってないのは悲しいし、出来ればまた、この前と同じよう笑っていたいし、
笑って欲しい。

でも、今はあなたのことを一番に考えたい。
きっと1番辛いのはあなただから。
シルク
大丈夫だからね
きっと何かあったらすぐ思い出すよ
あなた

うん、いっぱい色んなとこ連れてってよ

シルク
そりゃもちろん!
あなたの記憶探し。

いつ終わるかわかんないけど、探す時間は長い方が
終わった時に嬉しいでしょ?





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作者
だいぶ遅くなってしまって
ごめんなさい…🙇🙇🙇🙇🙇

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