第6話

実戦演習
480
2021/01/23 00:35
あなた視点
翌日ー
あなた
あなた
はあ…。
私はため息をつく。今日は私達の最大の敵、オールマイトの授業があるから。
梅雨
梅雨
おはよう、あなたちゃん。
お茶子
お茶子
おはよー!
あなた
あなた
おはよう。
お茶子
お茶子
どうしたの?ため息なんかついて。
あなた
あなた
ちょっとペットのインコと色々あってね。
ごめんねモウティヴ〜(泣。
お茶子
お茶子
インコ飼ってるの?
あなた
あなた
うん、モウティヴっていうの。
梅雨
梅雨
どんな子なの?今度見にいきたいわ。
あなた
あなた
こめんね、あの子人見知りで…。
梅雨
梅雨
そうなの…。
少女移動中…
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時は刻々と経ち、オールマイトの授業となる。
オールマイト
オールマイト
さあ諸君。今回は実戦演習だ。
オールマイト
オールマイト
ヒーロー側とヴィラン側に2人ずつ分かれてやるぞ。
八百万
八百万
ですがオールマイト、それでは1人余ります。
オールマイト
オールマイト
うむ、それなら3人チームをつくろう。
チーム分けはくじ引きで行われた。私はなんと3人チーム、尾白と葉隠のチームでヴィランだ。
尾白
尾白
よろしくな、綺想。
葉隠
葉隠
あなたちゃん、がんばろうね!
あなた
あなた
うん。
相手は轟と障子だ。
私達の番が来る。
作戦としては、尾白を核兵器前に設置し、私と葉隠がビル内の探索となった。
あなた
あなた
(さて、どうするか…)
正直言って、やる気がない。このままどこかに身を隠して終わるのを待とうか、それとも…。
その時だ。
バキバキバキ!
いきなり氷が私を襲ってきた。私は個性で精力を吸い取り、氷を打ち消した。
この感じは…多分尾白と葉隠はアウトだろう。
にしても氷か…轟の個性か?
ーーーーーーーーーー
轟視点
ビルを凍らせた俺は、核兵器を探しにビル内の探索を始めた。
多分3人とも動けていないだろうから、ゆっくり探すことができる。
轟
どこにあるんだか…。
???
あっ、やっぱり君の個性なんだ。
轟
なっ、誰だ!
後ろから声が聞こえた。障子の声ではない、3人は動けなくしたはずだ。
あなた
あなた
私です。
轟
お前、どうやってよけた。
あなた
あなた
教えない。
轟
っ…!
俺は氷を出して綺想を行動不能にしようとした。しかし、綺想はあっさりとよける。戦闘慣れしているように見える。
あなた
あなた
これで終わり?じゃあ次は私ね。
綺想は俺の氷を粉砕して突進してきた。
轟
(速い!)
俺は速さと力にねじ伏せられ、喉笛を掴まれ地面に叩きつけられた。
轟
ぐっ…。
全身に痛みが走る。
あなた
あなた
あら意外とあっさり、
あなた
あなた
推薦入学も大したことないのね。
綺想は顔色一つ変えずにいる。喉笛を掴む手がどんどん強くなる…。
轟
あぐっ…ガハ…!
オールマイト
オールマイト
「綺想少女!そこまでだ!」
オールマイトの放送が聞こえた。
綺想は手を離した。
轟
ゲホッ…ゲホッ…。
轟
ま、待てよ。
俺のもとから去っていく綺想をとめる。
あなた
あなた
何?
轟
お前、犯罪慣れしてんのか?
あなた
あなた
えっ、そんなわけないよ。
あなた
あなた
ヴィランじゃあるまいし。
轟
……。
綺想は今度こそ去っていった。結果はヴィランの勝ちだった。
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○月×日
 今日は実戦演習があった。大嫌いなオールマイトの授業だから授業中は鬱だった。
 推薦入学の轟焦凍、思ったよりは大したことはない。期待外れだ。しかし、鋭いカンを持っている、注意しよう。

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