第14話

ショッピングモール
422
2020/10/02 08:06
あなた視点
ショッピングモールー
梅雨
梅雨
あなたちゃん、服屋さんに行かない?
あなた
あなた
いいよ。
芦戸
芦戸
あっ、私も行くー!
響香
響香
んじゃ、私も。
青山
青山
僕も一緒していいかな?
あなた
あなた
ええ。
服屋か…服にそこまでこだわったことはない。
服屋ー
芦戸
芦戸
わあー!ねえ梅雨ちゃん、この服可愛くない?
梅雨
梅雨
芦戸ちゃんにピッタリだと思うわ。
響香
響香
梅雨ちゃんにはこの服とかどうかな?
梅雨
梅雨
あらありがとう、早速試着しましょ。
芦戸
芦戸
私もー!
芦戸と蛙吹は試着室に入っていった。
青山
青山
ふふっ、三人とも女の子らしい会話をしているね、君もそう思うだろう?
青山が私に問いかける。なんで女の私に聞いてくるのよ。
あなた
あなた
そうだね。
とりあえず相槌を送る。女の子らしいとかよくわからない。
青山
青山
…あなたちゃん、君は服は選ばないのかい?
あなた
あなた
……そんなのよくわからない。
青山
青山
うん?
あなた
あなた
服にそこまで関心がなくて、自分に何が合うのかわからない。
青山
青山
そうなのかい。
青山
青山
ん〜〜と…。
青山は売り物の服をじっくり見始めた。
そして2着の服を手に取る。
青山
青山
これとかどうだい?
あなた
あなた
え?
青山
青山
君に似合うと思うんだ。
あなた
あなた
……。
なんでヒーローが選んだ服を着る羽目に…。
あなた
あなた
わかった。
私は青山から服をもらい、試着室に入った。
少女着替え中…
芦戸
芦戸
あなたー、着替えた?
あなた
あなた
うん、
あなた
あなた
…どう?
芦戸
芦戸
わあー!すっごいいいじゃん!
梅雨
梅雨
似合っているわ、あなたちゃん。
響香
響香
あなたらしくていいと思うよ。
青山
青山
フッ✨、僕の目に狂いはなかったね。
あなた
あなた
じゃあ、これ買うわ。
さっさと着替えて服を買う。多分二度と着ないだろう。
芦戸
芦戸
ふー、買った買ったー。
梅雨
梅雨
そういえば、八百万ちゃん達はどこかしら?
響香
響香
そういえば見てないような…。
青山
青山
探そうか。
あなた
あなた
そだね。
少女探索中…
食品売り場ー
あなた
あなた
あ、いた。
八百万と砂藤は食品売り場で何か話し合いをしていた。
芦戸
芦戸
二人が話してるなんてレアだねー。
八百万
八百万
あら皆さん。
砂藤
砂藤
おっ、買い物は終わったか?
あなた
あなた
まあ、だいたいは。
梅雨
梅雨
何をしてたの?
八百万
八百万
より多く糖分を含んだ食材について話し合ってました。
響香
響香
…なぜに?
砂藤
砂藤
俺の個性も、八百万の個性も糖分がいるからな。
あなた
あなた
そうなんだ。
私は買い物カゴを見た。中には小麦粉に生クリームに苺に…。
あなた
あなた
…ケーキの材料?
砂藤
砂藤
おう、ケーキはたくさん糖を含んでるからな!
青山
青山
誰か作ってくれるのかい?
砂藤
砂藤
俺が作るんだよ。
梅雨
梅雨
砂藤ちゃんが?
砂藤
砂藤
そうだ、こういうの得意なんだよ。
響香
響香
へえー、以外。
八百万
八百万
砂藤さんのケーキ、食べてみたいですね。
砂藤
砂藤
お、んじゃあ俺ん家くるか?俺ん家には他にも食材あるだろ。
芦戸
芦戸
いいね、それ!
青山
青山
買い物を終わらせたら砂藤君の家に行く…と。
梅雨
梅雨
ふふっ、楽しみね。
響香
響香
あなたもそれでいい?
あなた
あなた
構わないよ。
数分後…
買い物を終えた私達は、ショッピングモールを出て、砂藤の家に向かった。

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