第30話

勉強会
322
2021/01/08 11:33
あなた視点
1ーAー
テスト期間に入り、私も黒霧に教わりながら勉強している。
尾白
尾白
なあ、綺想。
あなた
あなた
何?
尾白
尾白
今週の日曜日空いてるか?
あなた
あなた
空いてるけど…何かあるの?
八百万
八百万
私の家で、勉強会をするのです。
あなた
あなた
勉強会?
八百万
八百万
はい、そして綺想さんには、先生をやってほしいのです。
あなた
あなた
先生…。教えるってこと?
八百万
八百万
はい。綺想さん、成績がいいと聞きますし、どうかお願いできないでしょうか?
勉強を教えあうことくらい、普通に学生がしていることだろう…。
あなた
あなた
いいよ。
八百万
八百万
ありがとうございます!
八百万
八百万
では、今週の日曜日に私の家に集合です!
あなた
あなた
わかったわ。
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日曜日ー
八百万の家を見てギョッとする。
なかなかの豪邸だったから。
あなた
あなた
いいところのお嬢様ってわけか。
インターホンを鳴らして中に入る。
八百万
八百万
お待ちしておりました!
なんかキラキラしている。
勉強会が始まった。
私は後ろからみんなの様子を見ていた。
芦戸
芦戸
あなた〜。
芦戸が挙手して私を呼んだ。
あなた
あなた
何?
芦戸
芦戸
ここ、教えて〜。
あなた
あなた
どれどれ………基本中の基本じゃない。
芦戸
芦戸
う〜、そうだけど〜!
あなた
あなた
…いい?これは……
少女説明中…
芦戸
芦戸
なるほど!ありがとう。
ひと段落説明を終えた。
尾白
尾白
綺想、こっちもいいか?
あなた
あなた
はいはい。
あなた
あなた
えーっと…。
黒霧に教えてもらったところだ。
あなた
あなた
確かここは…
少女説明中…
尾白
尾白
なるほどな!
順調に教えて回った。
八百万
八百万
綺想さん、教えるのお上手ですね。
あなた
あなた
そうかしら?
八百万
八百万
はい。
黒霧の教え方マネしているだけだけど…黒霧の方が教師にむいているでしょ。
そんなことをしながら時間が経った。
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あなたの家ー
明日はいよいよテストだ。
何気なく、期末テストまであいつらと仲良くやってきている。…しかし、いつかはあいつらと戦わないといけないのだ。「期待」「夢」「友達」…私は全てを裏切ってヴィランとしてヒーローの前に立ちはだかる。
しかしそんなこと、梅雨ちゃんやお茶子ちゃん…同盟のみんなはわかっているのだろう「自分達は裏切られるのだ」と…。

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